「カミコ、あんた次の日曜に大会あるのよね?」
「そ。空手の方だからこの前みたいに柔道の会場と間違えないでね!」
「もうどれか一つに絞ってくれればいいのに…あなた二つとも続けるってうるさいから。」
「いいの!」
カミコはガミガミいう母親の言葉を聞きながら部屋へと戻る。
柔道と空手を続けていた。
シカクとシカマルとずっと修行を続けていた体術だったからなのもある。
やめようにも身体がやめるといってくれなかったんだ。
パタン、と部屋の扉を閉める。
「懐かしいな……もう、あの日から四年たったんだね。」
夢のような二月の話は勿論誰にもしてない。
私はいなかった存在にもなっているだろうから。
あれから木ノ葉がどうなったのか怖くて見れなかった。
アスマが助かったという未来を作ったその続きが。
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