あれから14年。
他里との恋愛が禁止だなんていう条約は無くなった。(結婚に関してはまだ色々があるらしい)
あれから彼女の一人も出来ずに31歳になってしまった。
「……懐かしい夢だ。」
久しぶりに彼女の夢をみた。
俺の前から突然別れを告げ居なくなってしまった彼女を。
もう14年も経ってしまったんだ。
今はカカシ自体も任務で忙しい上忍、下忍を部下に持つ身としては、私情で砂へ行くことはできない。
いや、今更会っても、というのが正解だろうか。
もう彼女に未練はない、きっとあの時は自分も若かった。
今日は任務もなく、ゆっくり二度寝が出来る。
そう思ってもう一度布団へ入ろうとした時。
一羽の鳩が窓際に来た。
足に文を付けて。
「やれやれ、緊急か。」
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