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007

若干8才の男の子に私は夢中だ。それは今に始まったことじゃない。この子が生まれた瞬間から私は魅了されてしまったんだ。


「First nameー」

「んー?」

「……眠ぃ」

「あはは、もう寝なよ」

「First nameは?」

「もう少しテレビ見てる」

「む、じゃあ俺も」


むすっと頬を膨らませテレビに視線を向けるも、相当眠いらしく、うつらうつらしてしまっている。


「ほら、もう眠いんでしょ?私はいいから、寝なよ」

「やだ」


絶体寝ないぞという感じで一生懸命目を開いていようと頑張る姿が、なんとも可愛らしい。


「なぁなぁ」

「ん?」

「……い、一緒に寝ようぜ」


私の服を掴みながら、顔を逸らした彼の耳は赤く染まっていた。


「ふふふ、喜んで」


振り向いた君の笑顔は太陽みたいで、そんな君が大好きです。


「トランクスー、いつまで寝てんの?そろそろ起きなさ……あらあら」


朝、ブルマが起こしに行けば二人は、すやすやと眠っていた。なんとも微笑ましい光景だこと。もう少しそのままにしてあげたいのは山々なのだが息子は良しにしろFirst nameはそうはいかない。


「First name、First name起きて」

「ん……」

「First name、学校は良いの?」

「……あ」


目が覚めると目の前には素敵なブルマさん。何だか体に違和感があると思えばトランクスくんが私にしがみついたまま天使のように眠っていた。


「やばっ」


時計を見れば、既に遅刻ギリギリの時間。私はトランクスくんを起こさないように、そっとベッドから抜け出した。


「悪いわねぇ、First name」

「いえいえ」

「サンドイッチ作っておいたから持って行ってちょうだい」

「わーい、ブルマさん大好きー」


慌てて顔を洗い、サンドイッチを掴むと愛車に跨がり学校へと目指した。

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