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  αお姉さんとΩエースくん


 TwitterにあげてたΩバースのパロ。
 オメガバースあんまり詳しくないからふわっとしてるけどね。

 とりあえず新入りのエースくんは単純に戦闘力が高いので、Ωとしての自覚が薄い。発情期も控えめなのが原因だね。
 で、白ひげ所属のαお姉さんと出会うやつ。

 最初は特に何もなかった。でも、エースくんに発情期が来て、行動に支障が出るほどじゃないから普通にしてたら、お姉さんに壁ドンされた。「フェロモンだだ漏れで、襲われてぇのかどアホ」って、凄まれるやつ。綺麗なお姉さんが険しい顔して息荒く、こみ上げてくる衝動を堪えてた。
 エースくんのフェロモンはとても控えめなんだけどお姉さんはフェロモンの感知力が高いの。
「くそっ、ほんとふざけんな」って、近づいたせいでぐらぐらきてるお姉さんはとてもセクシーで、エースくんは動けなかったよ。たまたま見つけたマルコさんがお姉さん蹴っ飛ばして引き離してくれた。
「正気になったかよい」「…悪い、マルコ。そいつなんとかしといて」「ん。頭冷やしてこい」って。
 それから、「お前、Ωならちゃんとしろよい」ってマルコさんに医務室連行されたエースくんは抑制剤使うようになりました。あと、お姉さんのこと意識してしまうようになったよ。

 別に発情期じゃなければちょっといい匂いがするだけでお姉さんは普通にエースくんに接してくれるよ。あんまり無防備だから「おまえ、もうちょっとちゃんとしろ」とは言うけどね。「Ωなんだから襲われるかもしれない自覚を持って」「別におれ強いから平気だ」とかね。

 しばらくして、エースくんにまた発情期が来るよ。いつになくフェロモンがだだ漏れなの。αが側にいるせいだね。なんかくらくらする? って本人は思ってる。
 で、抑制剤使う前にお姉さんに遭遇して、押し倒されたんだね。お姉さんはどう見ても正気じゃない。完全にフェロモンにやられてる。
 そんなお姉さんに深くキスされてエースくんは混乱してしまって、お姉さんを押しのけられなかった。お姉さんはそんなの御構い無しにエースくん脱がそうとするし。
 でも、お姉さんがギリギリのところで正気にかえった。
 腰の短剣抜いて自分の太腿刺すっていう暴挙はたらいたよ。痛みで正気を保つやつ。「ごめん、えーす」って、どうにか離れたお姉さんは、ふらつきながら自分の部屋に行っちゃった。鍵かけて衝動が治るまで出てこない。

 残されたエースくんは混乱してるし、なんかふらつくし身体熱いしで困る。
 でも抑制剤使ってどうにかした。とりあえず発情期が終わってからお姉さんに会いに行くよ。お姉さんは自己嫌悪で死にそうになってた。

「…ごめん、エース。ほんとに」「いや、いいよ。おれも悪い」やっとΩの自覚がでたエースくんだね。「…でも、姉さんなら嫌じゃ、なかった」
 噛んでもいいよおれのこと、なんてプロポーズみたいなこと言い出すからお姉さんがむらっときて困る。そのまま番になるかもしれない。なんかそんなお話。


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