フリルの武器庫
白ひげ海賊団16番隊副隊長のお姉さん。
見た目が全く海賊らしくない。どこかの貴族のご令嬢って言われた方がしっくりくるような人。物腰も穏やかで柔らかい。本当に海賊なのかって疑いたくなる。
しかし、この女、鬼のように強いのである。
主な武器は銃火器。スカートの中、袖の中、帽子の中、フリルの裏、襟の裏。ありとあらゆるところに武器が仕込んである。ついた異名が『武器庫のナマエ』。服の中が半ば四次元ポケットだけど気にしたら負け。
スカートの中に手を突っ込んで、2丁拳銃引っ張り出したりする。替えの弾丸? フリルの裏です。
「こんにちは、海兵の皆様。それでは御機嫌よう」
とかすました顔でスカートの裾を持ち上げてご挨拶。直後にそのスカートから引っ張り出した銃で発砲したりする。
イゾウ隊長との相性がとても良い。
「弾よこしな」「ええ、どうぞ」とか、そんなやり取りしながらイゾウ隊長が胸元に手を突っ込んだりすることがある。
イゾウ隊長は彼女の服のどこに何が入ってるか把握してるから、よく手を突っ込んで借りたりもらったりしてるんだよ。
色んなものを仕込んでるから、重量がすごい。海の男を持ってしても抱え上げられないレベル。お前、よくそんな重たいもん体につけて、上品に動けてるなってみんな引いてる。
あとエースとは相性が悪い。普段は普通に仲良いけど戦闘中は近くで戦いたがらない。エースとしては背中を任せてもらえてない気がして面白くない。
「仕方ないでしょう? どこかに引火でもしたら私が死んじゃうもの」
身体中に仕込んであるから、炎のエースくんとは相性が悪かったっていう。だって火気厳禁。
そんな重装備お姉さんと白ひげさんちであれそれするだけ。
っていうか、お姉さんの胸元に手ェ突っ込むイゾウ隊長が見たいだけ。
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