「壁にミミあり!」「障子にメアリー」
「壁にミミあり!」
「障子にメアリー!」
とか言いなら壁と障子(ドア)から登場するカオスな情報屋の2人組の話。名前はミミとメアリーだね、うん。固定だ。
情報屋やってるから、なんでも知ってる。色んなところの機密情報も、それぞれの能力者の弱点も、海軍さんちの新兵くんの初恋の人も、白ひげさんちの誰かが振られた話も知ってる。とにかくなんでも知ってる。赤髪さんちの今日の夕食とかまで知ってる。
金髪ツインテール、ロリータファッションのミミちゃんはテンション高め。
黒髪短髪、眼鏡とクラシックなファッションのメアリーさんは冷静かつ無表情。でも、真顔でボケる。
ミミちゃんは壁からずるっとてできます。メアリーさんはドアから普通に入ってくる。さっきまでいなかったのに。
ミミちゃんは大きな平面なら壁と認識するので、積まれた木箱とか船の側面とかからも出てくる。メアリーさんは開くものならなんでもドアと認識するので、タンスとか宝箱からこんにちはする。
二人とも能力者なのかは全くの謎。企業秘密だってさ。
で、そんな二人が勝手に船とか海軍さんちとかにお邪魔してわいわいするお話。
立場上は中立だけど、二人とも気分屋なので情報をくれるかはその時の気分次第だったり。報酬も気分次第で多額の金品からお小遣い程度から手作りケーキまで色々。
とりあえず白ひげ海賊団とのネタを置いとく。
「新入りのエースくんは元スペード海賊団の船長! メラメラの実の能力者!」
「ポートガスは母親の姓ですね。そして、その父親は」
「わー!!」
なんで知ってんだ、って動揺したエースくんが叫んじゃったのでメアリーさんは黙ってくれた。
「なんで、それ、知ってんだ」
「知っていますよ、なにもかも。あなたが幼少期にコルボ山というところで育ったことも、盃を交わした二人の兄弟がいることも」
「麦わら帽子のルフィくんと、今は革命軍のサボくん!」
「は、えっ…?」
そんな感じでエースくんを混乱させる。本当になんでも知ってる。
「あ、サッチ!ケーキ食べたい!」
「そうですね。ケーキでいいですよ、今回の報酬」
「そろそろ来ると思って準備しといたよ。ちょっと待ってな」
白ひげさんちには定期的に来るらしい。時々宴に参加したりもしてる。
「サッチ前の島のおねーさんに振られたんでしょウケるー!」
「うるせぇ!結構いい感じだったんだからな!」
「おねーさんはさっさと新しい恋人を見つけていますよ。あ、マルコさん今回は何をお望みですか?」
「…そうだねい、いつも通り海軍のことと、あと、エースの知りてぇこと教えてやってくれ」
だいたい何時もこんな感じ。エースくんの混乱についてはお兄ちゃんが聞く機会を作ってくれたので解決。
後でサボくん殴りに行こうね!思い出させよう!
そんな感じのテンションで海軍さんちとわいわいしたり、ちゃっかり七武海会議に参加してたりするよ。ドフラミンゴさんのお気に入りらしいから膝に乗せてもらってたりするね!その状態でいろいろやらかして、おつるさんに怒られろ。んで、三人揃って「おつるさんが言うなら仕方ねえ」とか言ってるね。
あとは、麦わらさんちで故郷の皆さんの様子を教えてみたりして欲しい。元気にしてるってさ!
だいたいそんな感じのテンション高めのカオスである。
prev /
next