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  ロシーと恋人と横恋慕するドフィ


 ロシーの恋人さんは、ドンキホーテファミリー。強くいくせにちょっとお人好しの綺麗な人。
 潜入中のロシーだけど、彼女への思いだけは本物で、お互いに深く深く愛しあってた。でも彼女には海兵だってことも、本当は喋れるってことも全部黙ってる。それは申し訳ないと思ってる。

 で、そんなロシーの恋人に横恋慕してるドフィである。もうね、欲しくて仕方が無い。弟の恋人じゃなきゃとうの昔に奪い取ってた。
 一応、乱暴なことはしないけど、事あるごとに口説くし俺のものになれとか言う。あわよくば別れればいいと思ってる。主人公さんは分かってるけど、ロシーと別れる気はない。

 という前提の元でオペオペの実に関するあれそれね。最後の一幕ね。
 ロシーが裏切ってたって知ってちょっとショックな主人公さん。でも、愛してる。ドフィへの忠誠心よりもロシーへの愛が勝った。
 だから守りたくて、割って入ったよ。ロシーを背中に庇って腕を広げてみせた。

「見逃して、あげて。お願い、ドフィ」

「いくらお前の頼みでもそれは聞けねぇなぁ」

「っ…、あなたのものに、なるから…。だからっ!」

 泣きながら、彼女がそう言うからドフィさんは愉快でたまらなくなるね。めっちゃ笑うね。怖いね。
 オペオペの実とか、ロシーの裏切りとかと天秤にかけたら彼女に傾くくらいには欲しかったんだよ。だから、銃をおさめてくれた。
 その上で彼女を抱き込んで、ロシーに見せつけるようにキスまでするからマジで悪人。しかも「お前は誰を愛してる?」なんて聞いてくるからね。主人公さんは泣きながら「もちろん、あなたを。あなたを愛してるわ、ドフィ」って答えた。

 で、行くぞって彼女の肩を抱いてロシーに背を向けた。他のファミリーもさっさと船に行く。
 ロシーは自分の無力を噛み締めるしかなかった。ここで余計なことをすれば、彼女の覚悟と愛を無駄にすることになる。だから、止めたくなるのを必死に堪えた。

 そんな中、主人公さんが背中に回した手で指文字をつくればいい。喋れないロシーと時々使ってたコミュニケーション手段だったんだよ。
 「あ」「い」「し」「て」で、一瞬止まる。それから、震える手が「た」を形作った。
 「る」と悩んだのは一目瞭然で、だから忘れて幸せになって、なんてそんな想いまで汲み取って、ロシーは泣いた。そんなの、出来るわけがないのに。

 それから、彼女の軟禁生活が始まったね。お仕事もさせてもらえなくなったから、目に見えて弱くなった。その方が逃げられなくていいんだってさ。
 ポジションはドフィの恋人だし、愛してるって言い続けてるけど、心はいつだってロシーを思ってる。切ない。

 そんな感じの中でドレスローザ編。ロシーはローくんとハートの海賊団いっしょにやってるから、麦わらの一味とわいわいしててもいいのよ。すっげえドジ!ってびっくりされてろ。

 で、ドレスローザに乗り込んで彼女を助けるために頑張ればいいと思います。

 なんか、細かいところ考えると長くなりそうなので、あとは箇条書き。

・ローくんは彼女を助けたい。だって恩人だしコラさんの大事な人。ドフラミンゴは取り敢えずぶん殴る。

・ドフラミンゴさんはわざわざ彼女を侍らせた映像放送するから本当に悪い人。でも、彼女の無事を確認してロシーはとってもほっとした。

・トンタッタ族withロシナンテ。「この人、すっごいドジなのれす!」ってトンタッタもびっくりのドジっぷり。あと、兄がすまねぇって謝ったのを許してくれた。いい子たち。

・ヴァイオレットさんがロシーに「貴方が、ロシナンテ…。彼女がずっと思い続けた人なのね」って教えてくれる。ヴァイオレットさんには見えてたのよ。

・なんやかんやで彼女を助けたところで超泣かれた。「やっと…、名前を呼んでくれた」貴方の声、ずっと聞きたかったの、って彼女が言うからたまらなく愛おしくなる。そこでロシーは始めて「愛してる」って言葉にすればいい。それを聞いて彼女がまた泣いた。


 多分ドレスローザ後はハートの海賊団の母親的ポジションに落ち着いて、ロシーと仲良くしてると思います。



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