11月お題 | ナノ


11月11日:あなたが作った道(ADV:ビーオプでもオプビでも)



*ポッキーの日!

お互いに体格差があるからと、コンテナに座ったオプティマスと対面するように座らされたバンブルビーは恥ずかしいやら嬉しいやらでブレイン内は爆発寸前だった。
「ん」
と、ポッキーを一本口に咥えてオプティックを閉じるオプティマスはバンブルビーがゲームに参加するのを待っている。
そのあどけない顔はとても年相応に見えず、惚れた弱みだろうが可愛いとしか思えなかった。
確かにもう大人だから子供扱いしないでください!と言ったのは自分だが、いざこうして他愛も無いゲームをやってみると無性に恥ずかしさが込み上げてくるのは何故だろう。
しかし止める理由もない。据え膳食わねば、とバンブルビーは意を決してポッキーを口に咥えた。
お互いにゆっくりとポッキーをかじってゆく。本来なら先にポッキーを離した方が負けなのだが近づく顔は離れようとしなかった。
もう顔が触れ会うほどに近付いた時にはポッキーがほとんど無くなりかけていて、微かに唇が触れた瞬間、バンブルビーは身を乗り出して唇を押し当てた。
驚くオプティマスだったが、すぐに力を抜いてそっとバンブルビーの腰に手を回して抱き寄せた。
「んーーんう、ン、ンッ!」
引っ込もうとするバンブルビーの舌を追うようにオプティマスの舌先が口内に浸入する。舌先と舌先が触れるとより抱き締める腕の力が強くなる。
「ふっ、ンンッ…」
互いのオイルが混ざり合い、角度を変えてはさらに深く絡み合う。
貪るような口付けがとても気持ちいい。気が付けばポッキーなどすっかり忘れて夢中で求め合った。
「んっーーは、ぁ…オプティマス…その、結局どっちが負けたんですかね…」
「私が負けで構わないよ」
「…いえ、俺が負けでいいです」
「いや、私が」
「俺です!」
「………」
「………」


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