10月25日:新しい宝物を見つけた(親子パロ:バンブルビー+サイドスワイプ+オプティマス)
「あー…。バンブルビー、このバカが毎度毎度すまないな」
「いえ、これも仕事ですから」
「いひゃい!いひゃいっておやひ!」
「あれほどスピード違反をするなと口酸っぱく言っただろう!今夜はお前だけ飯抜きにしてやろうか!」
ギウウウウ…
オプティックを釣り上げたオプティマスが容赦無くサイドスワイプの頬を抓ってやると涙声で悲鳴を上げた。
「ごめんなひゃーい!!」
「あ、あのオプティマス、彼も反省しているしもうその辺りで」
「いや。今度ばかりは勘弁してやれないな。サイドスワイプ、お仕置きを覚悟しておけ」
「うううう…」
無駄だろうが一応フォローを入れるバンブルビーだったが、やはりと言うか許すつもりは無いらしい。
ぐったりと項垂れたサイドスワイプの頭を拳でぐりぐりしながらオプティマスはバンブルビーへと振り返る。
「バンブルビー、今日の仕事は何時に終わる?」
「定時通りですよ。彼を送れば今日は終わりですが、何か?」
「なら、良かったらうちで食べていかないか。ちょうど今ラチェットが夕飯を作ってくれているから、久しぶりに一緒に食べよう。サイドスワイプの飯は抜きだが」
「そ、そんなぁ…」
「ハハハッじゃあお言葉に甘えてご馳走になります。悪いなサイドスワイプ、お前の分は俺が美味しく頂くから」
「………マジで」
ガックリと肩を落としたサイドスワイプを見たバンブルビーとオプティマスは堪らず吹き出した。
「バカ、冗談だ!」
「君は本当に素直だなぁ。最初から冗談だよ!」
「へ…?」
尚も笑い続ける二人を見て呆然とするサイドスワイプだった。
| top | | mokuzi |