TFADV短編(10月お題) | ナノ


10月10日:迷路に陽が射す(TFPラチェ→ホイ♀)



*TFPラチェ→ホイ♀
*半擬人化?ホイルジャック♀の胸部装甲の下に柔らかい爆乳がある設定。

初めて出会った時はなんて粗暴で品性の欠片もない男だと呆れたものだった。
だが、それは根本から間違った評価だと気付いたのはだいぶ後だ。
何故ならホイルジャックは彼ではなく彼女ーーだったのだから。
まだ彼女を彼だと思い込んでいた最中でリペアに取り掛かった際、彼は人間が肌着を脱ぐような気楽さで胸部装甲を引っぺがした時に中から窮屈そうに飛び出してきた2つの乳房を見るまでは。

「う、うわあアァァーー!?」
「ハッハッハ!先生、たかがおっぱい見たぐらいで悲鳴を上げるなよ!」
「ば、ば、バカ!早くしまえそれを!い、いやそれよりもおま……き、君は女性だったのか!?」
「まあ、産まれてからずっとウーマン型だがな」
「いいから早く胸を隠せ!いちいち揺らすなー!このシーツ使っていいから!」
「ああ、こりゃどうも」

ゆでダコのように顔が真っ赤になったラチェットに押し付けられたシーツを肩から羽織るホイルジャックだったが、あまり綺麗に隠せていない。
シーツの間に揺れる乳房をチラチラ見ながらラチェットは頭を抱えた。

「なぁ、君が女性だということをウルトラマグナスは知っているのか…?」
「まさか。あの堅物が知るはずがない」
「何故わざわざ体型を隠すような真似を?」
「何故?…なぁ先生。アンタは初めてこのおっぱいを見た時どう思った?ビックリしただろ?そうやって顔真っ赤にしてチラ見して…」
「ど、どう思うって別に…!」
「自分で言うのもなんだがなかなかのデカパイだろ。……なぁ、触ってみたくないか…?」
「医者をからかうな…!」
「顔が真っ赤だぞ?」
「こ、の…!」

獲物を狙う雌虎のようにオプティックを細めながら乳房を揺らして挑発するホイルジャックの肩からシーツが滑り降りる。
徐々に壁際に追い詰められるラチェットのスパークは爆発寸前だった。



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