TFAお題小説3 | ナノ





08.休日デート(センププ)



今日はいろいろ買い物に行こう、とセンチネルが貴重な休日に誘ってくれた。
何かと多忙な彼の久しぶりの休日なのに、買い物ぐらい私が行って来るよとオプティマスがやんわり断ろうとした瞬間、続きの言葉は不意打ちのようなセンチネルのキスで飲み込まれてしまう。
しばらくそのままキスをされ、ようやくセンチネルが離れた時にはオプティマスの頬は真っ赤になっていた。

「せ、センチネル…?」
「俺は、お前と!いたいんだよ。いいから、行くぞっ」

間近で見る彼の顔は柄にも無く照れていて、オプティマスは嬉しそうに綻んだ。

「…分かったよ。じゃあデートしよう」
「おう」

本当は誘われて嬉しかったんだよ。
そう言ったら、センチネルに手を握られて急かすように歩かされた。
握り返すとますます力を込められて握って来る彼がとても愛おしい。

「なぁ、このまま遠くまで行こうか?2人だけでずっと遠くに」
「そうだなァー…それもいいかもなっ」

にかっと悪戯小僧みたいな眩しい笑顔を見ながらオプティマスは今の幸せを噛み締めていた。


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