花宮真





『花宮社長、15時から予定の…』









賢さと作り笑顔、世渡り上手な彼はIT企業を立ち上げ 20代ながらも社長業をこなしている。








秘書である私にも最初は作り笑顔だった。






















「栗宮遥さんだね。宜しく」







握手を求めてきた彼に








『花宮社長…気持ち悪いので笑うの辞めてもらってもよろしいでしょうか?』








私が笑顔で言うと
ニヤリと意地悪な笑みに変わり、手を下ろした。








「賢くてストレートな物言い…聞いたまんまだな」







だから採用した。と
私の髪の一束を手に取り、キスを落とした。





















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