キーンコーンカーンコーン

「あ、やべ。予鈴だ」

「えー、ラーメン終わったけどパーン!……次なんだっけ?」

「原っちの数学」

5限目って昼1でお腹も満たされて眠くなるよねーなんて言いながら残ったスープを側溝に捨てながら片付ける。

ジロちゃんはおにぎりは食べれたけどパンは食べれなかった。最初あんな悩むからだよ、なんて言ってあげないけどー。

「んじゃ武ちゃんまたねー」

「繋心はさっさとバレー部に行ってやれよー」

と笑って言ってさっさと店を出ると後ろからうるせぇクソガキども!!と聞こえてさらに笑えた。


「たーんだいまー」

「おっかえりーん
なに、2人で坂ノ下?俺も誘ってよー」

「だって久瀬居なかったし」

クラスに帰ってくると原っちはまだだった。
隣の席の田川にラーメンクセぇwwと言われたがジロちゃんもそうなので嫌がらせに2人してはぁーと息を吹きかけてやった。後ろで古賀ちゃんがすんごい顔してたけど知ーらない。

「おらー、お前ら席につけー」

とかいってたら原っちきちゃった。

「んじゃとりあえず小テストからなー」

あれっ
そんなこと言ってたっけ?
と周りをみたら田川が死んでた。

授業終わりに原っちに呼ばれる。

「白瀧ー、6限終わったら職員室なー」

「えー」

抗議の声を上げると内申下げちゃうぞ☆とかわいく脅された。46のオッサンがやんなよ。と思ったがお口チャック。


「んじゃ行ってくるー」

担任が来る前にさっさと済まそうと席を立つ。もしホームルームに遅れたら原っちに呼ばれてるって言っといてーとジロちゃん含め数人に頼む。いってらーとヤル気のない声をほっといて職員室に向かう。

「失礼しマース。原っち…原センセー何のようでーすか」

ついつい職員室でいつもの様に呼びそうになり教頭も居るし呼び方を改める。目ェつけられてもなー。めんどいし。

「おー、白瀧来たな。これ今さっきの小テスト。クラスの返しといて。」

「……はーい」

めんどくせぇなーと思いつつ受け取る。

「あ、後これ。1組の日向ってヤツのも。
返し忘れてたっぽくてなー。んじゃそれだけ」

「えー、(ちっ)今度なんか奢ってね」

「お前いま舌打ちしなかった?」

そんなことする訳ないじゃないですかー!
とわらってシラを切ってやる。
ただの雑用に呼ばれたとか腹立つしな。
担任はちょうど居たので原っちに頼まれたから1組行ってくると言うとさっさと行ってこいと言われたのでホームルームは少し遅れていこう。いや、ギリギリまでサボるとか。まさか。




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