お題 | ナノ





ストーカーと殺人鬼の恋の行方
(それはどこまでも危うく純粋で、)

あなたの手はどうしようもなく温かかった
今さらすべてを知りたくなどなかった
愁いを帯びた横顔をひたすら見つめた
エピローグは幸せになりかけたまま
温度のない言葉は脆く崩れ去った
可愛くなりたいと何度思ったことだろう
核心をつけないつかない僕と君
気付いた嘘に今はまだ知らんぷり
口が裂けても言えない本音
蹴り飛ばされた私のココロはどこへ
壊れかけの定規ではかった2人の距離
さよならさえ言わせてはくれないのですね
自由になった瞬間不自由ぬなったぼくら
ストーカーと殺人鬼の恋の行方
背中合わせで危ない逢い引き
それはきっと終わりと始まり
誰か早く僕の気持ちに終止符をうって
地球が100回廻ってもきっと貴方とはもう会えない
償うことすら許してはくれないのですね
テーマソングは嘘吐きラブソング
時を一瞬でも止めることができればいいのに
泣かないって決めたのに涙が頬を伝った
憎しみを愛にかえてあなたに
脱ぎ捨てられたあの子のジャージ
子の星に小さくつぶやいた願いごと
乗り遅れたワタシをおいてアナタはどこへ
はかなく揺れる君のココロは
引っ張って引っ張って、千切れた
塞がれた口にかすかな悪意が、
下手くそな二人の恋が終わりをつげる
僕らの病名はピーターパン症候群
真っ赤な染みが僕の心を侵食する
見たかったはずのあの子の笑顔は、
無毒な彼女の笑顔に泣きたくなった
メランコリーから助けて、助けて
もう少しだけ偽物の幸福の中で笑いたい
やり過ごすことだけがだんだんと巧くなっていく
夢の終わりはいつも溜め息
弱さを見せない理由に泣いて、
ラジオから流れた曲と思い出と
凛と咲く花が美し過ぎて泣けてきた
ルーズリーフをあの子で埋めて
冷静さなんていらないから
ロンリーガール、ロンリーボーイ
私から君へ最初で最後の贈り物




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