お題 | ナノ





悲しみよりも大きいむなしさ
(そっかそっかと、自嘲笑い)

明日への期待など何もない
今すぐにでも消えてしまいたい
うさ晴らしになんか付き合ってやんない
炎天下の中青春していたあの頃
お願いだからもう一度笑ってよ
悲しみよりも大きい空しさ
嫌われて気付いた気持ち
草むらを掻き分けて走った
けじめをつけに行こうじゃないの
粉々になったのはガラスか、ココロか
さっきまでとはまるっきり違う世界
心臓の音が止まった気がした
スローモーションで進む世界
生気のない顔におおあわて
側にいて欲しいのは君だけなのに
確かなものなんて何処にもない
小さくたって私は強い
翼より欲しい物なんてない
テーブルの上に並べられた真実
どうしようもない程に涙が溢れた
なんにもないから恐くない
二度と戻らない世界を想い嘆いた
ぬりえだったら真っ黒にしてやるのに
猫をかぶったあたしたち
のっぺらぼうになりたいアタシ
灰色の空にため息ひとつ
人はなぜ孤独を嫌うのか
踏まれた髪が抜け落ちた
平穏な日々に飽き飽きしていた頃
ほんとのことはいつも言わない君
真っ暗な夜道を泣きながら歩いた
見知らぬ男に呼び出された
虫の声に胸のざわつき
目の前は真っ暗だった
目的が果たせたらもうさようなら
やけに耳ざわりなあの子の声
夢から覚めたら地獄だよ?
よーいどんは終わりの合図
ライターの火を頼りに歩いた洞窟の中
リスはドングリを捜し求めた
瑠璃色に輝く思い出はもう過去
冷酷な現実に涙したいくらい
廊下から冷たい視線が突き刺さる
忘れ物はあの日に置いてきたココロ





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