対峙するG/承太郎(ジョジョ)

 空条家の朝は早い。一番に目を覚ますのはホリィだ。二番目が***。最後は、***に起こされる承太郎だ。
 ホリィが朝食を作る間に、***が掃除をし、承太郎が身支度を済ませると一同が和室に集まる。日々がこの繰り返しだ。当日も穏やかな朝にて一日が始まり…そして絶叫にて静けさは破られた。
「ぎ、やあああああああああああああああああああああ」
「…! 何があった…?」
「…ひー、ひー…、承太郎さん…。ヤ、ツ、が、で、ま、し、た…、たすけて…。」
彼女が指さす先に承太郎が見たのは、白い壁、そして壁についた一点のシミ…否、虫だった。
「……。何かと思えば…。」
「あ、ため息吐きました? でもほんとに無理! いや! 超高校級の絶望です!」
「落ち着け。」
「ぎゃー、ほんと無理無理無理無理!」
「連呼しようと無駄無駄無駄無駄無駄…。」
「ちょっ、はやくスタープラチナやっちゃってくださいよお!」
「だが断る。」
「やだー! 見逃したらどこに潜伏するか分かったもんじゃないです! つまり私はここから動けません! せめて殺虫剤持ってきてください! おねがい! たぶんホリィさんもGは嫌いですよ! 心穏やかに朝ごはんを食べるためにもレッツ始末!」
「やれやれだぜ…。」





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