以前の日記に載せていた妄想文の一部です。パラレルとエロ多め。
幼稚園呂遼で七夕妄想(パラレル呂遼)
2007/07/07
本日の妄想は幼稚園呂遼です。
まだそんなばかな妄想をしております。ハハハ楽しい!
『なあなあ張遼、【ち】ってどう書くんだ?』
『先生、って呼ばないと教えてあげないよ奉先くん』
むう、とくちびるを尖らせながら呂布はサインペンのキャップを取ったりつけたりしている。
『張遼…せんせい、【ち】をおしえろ!あと、【よ】!』
超絶えらそうにふんぞり返りながら、4歳児はなおも催促をする。
そのまわりでは同じく、短冊に自分たちで願い事を書こうとひらがなに苦戦する園児たちの群れ。
『【ち】はこう、【よ】はこう…』
別の紙に書いてやると、ごりごり〜と短冊がへこむのではないかと思うくらいの強さで書き写している。
『それと【う】【り】【よ】!あっ、【よ】は書いたんだ』
う、り…ついでに勢いで、よ、まで書いてハタと気付く。
『ちようりよ?あっ、何書く気だ』
『な、なんでもいいだろ!』
呂布はあわてて張遼から離れ、別の先生のところへ走っていく。
何を願うのやら。
字を真剣に書き写す呂布を、張遼はしばらく見ていた。
「張遼」
声に、はっと我に帰る。
たった今思い出していた顔が、見上げるほどの長身になり立っていた。
あれから13年、この園内を走り回っていた子供は張遼の背をはるかに追い越し、体つきも比べ物にならないほどたくましくなった。高校の夏服の、白いシャツがまぶしい。
「補習もう終わったんだ?」
「ああ、こっちはまだ終わらないのか?」
土曜の園内は平日よりもガランとしているが、何人かの子供が外の遊具のまわりではしゃいでいる。
「交代の先生があと30分ぐらいで来るから、もうちょっとだな」
言いながら意味ありげに呂布を見上げて微笑む。
「七夕のさ、短冊見てたら思い出した。君の書いた願い事…覚えてる?」
呂布の腕が、張遼の背から包み込むようにまわされる。そのままゆるく抱きしめられて、耳元で囁かれた。
「覚えてる。叶ったしな」
『はやくおとなになってちょうりょうよりおおきくなる』
「ここまでどこもかしこも育たなくてもよかったのに…」
苦笑まじりに言うと、呂布はぐいと腰を押し付けてきた。
「おかげで満足だろ?」
「はいはい、そーだね」
軽く流すと、呂布のくちびるが耳の後ろに押し付けられた。そのまま首筋をたどり落ちたかと思うと、いきなりきつく吸われる。
鈍い痛み。それでもそれは痛みだけをもたらさない。一瞬の官能に、張遼は身をすくめた。
「あんまり育たれると困る…」
呂布の胸に背をあずけ、つぶやく。
(どんどんいい男になるから、離れられなくなる)
19も年の差があるというのに、時々自分の方が子供みたいに彼によりかかってしまう。
あまりの心地よさに、独りで立つ事を忘れそうになる。
「…俺は早く、大人になりたい」
張遼の髪に鼻先を埋めて呂布もつぶやく。
抱きしめる腕に力がこもった。
呂布が帰った後、午後からの当番がきたので張遼も帰ることにした。
帰り際、ふと七夕の飾りつけがされている笹に近付く。
いちばんてっぺんにつけるんだと横たわった笹にくくりつけていた幼い姿を思い出し、葉のたわわについたその木を見上げると。
一番高いところ。てっぺんに、一枚短冊が揺れていた。
そんなところにもあっただろうかと記憶を辿るか思い出せず、張遼は手をのばしてその短冊をつかむ。
紙がへこむくらいの強い筆跡で書かれたそれ。
自然に笑みがこぼれる。
「そうだな、早く大人になって、もっともっとがんじがらめにしてくれ」
風に揺れる短冊には一言、
『世帯主になる』
背伸びして短冊に口付けると、愛しい相手の待つ家に足を向けた。
晴れ渡る空に満天の星を期待しながら。
呂布殿は世帯主になりたいのです。(ギャグみたいだけどそうじゃないんだ)
現在張遼先生のおうちに住んでいるので、半分養われているような状態ゆえ、早く自分が養い手になりたいのです。むしろ公私共に旦那さまになりたいのです。
またあほな妄想カムバックです。ほんとすきだ。張遼が超年上な呂遼。
19歳差はやりすぎ感がありますが、やりすぎくらいがちょうどいいというものです。
あー楽しかった!
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