以前の日記に載せていた妄想文の一部です。パラレルとエロ多め。

ばらキャンドルで呂遼

2007/11/15





めずらしいものを貰いました、と。
花を模った蝋燭に火が灯された。

ゆるゆると立ち上りはじめた炎が、芯の根元を溶かしてゆく。
液状になったロウに、赤がゆれて映る。

濡れたように光るそれに、この男が重なった。

青ざめ、冷たくも見えるそのすがたが、こころが、情欲の炎に嬲られたとき。
頑なだったそれらが、ゆるみ、あふれ、とろとろと蜜を滴らせ熱く溶けおちてゆくさまを。
自分以外、誰が想像できようか。

炎が消えてしまえばまた。
何事もなかったかのようにふたたび冷たさと硬さを取り戻す。
知らぬ者が見れば、その身に熱などはじめから存在しなかったように。

いまどんな顔でいるのだろうと顔を上げる。

向かい合う男の瞳に、炎がゆらめいているのが見えた。






ゆれる炎を見ていたら、ロウって燃えてるときはゆるゆるエロエロなのに、火を消しちゃうと「今なんかありましたっけ?気のせいじゃないですか?」って冷静になっちゃうので、なんだよこの張遼め!ってなっておりましたの です(病気)

100円で一日中妄想できた(DAISO)

ちなみに火をつける前はこんな↓





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