第5話 戦闘!ジムトレーナーニシノヤ@
「よーしっ、もうすぐジムリーダーとのバトル! 頑張ろうね、イーブイ!」
「ぶいっ!」
「…全く、相変わらずの短絡的思考だね。まさか本当に、僕に勝った程度でダイチさんのところに行けるとでも?」
「なぬ!? ま、まさかツッキー、わたしを騙したのー!?」
「いや誰も『ダイチさんのところに連れていってあげる』なんて言ってなかったでしょーよ、ねえイーブイ」
「ぶきゅ」
「ミドリの言う通り、ダイチさんと戦うのはまだ先。ジムトレーナーは僕だけじゃなくて、この扉の先にもいるんだよ」
「えぇーっ!? だ、だけど、誰が相手でもわたしのイーブイは負けないよ! ね、イーブイ!」
「ぶい!」フリフリ
「さすがわたしの相棒! よーし、次のジムトレーナー、覚悟ーっ!」
「おっ、リリとミドリじゃねえか! まさかツキシマを倒してここまで来るとはな!」
「ノヤさん! ノヤさんが次のバトルの相手ってことですね!」
「ニシノヤさんも、はがねタイプ使いだったんスね。何かパッと見、デデンネとか使ってそうなのに」
「
おいミドリ、オレのことを馬鹿にしてんなお前! よーし決めた! オレのポケモンがどれだけカッコイイかということを見せてやるから、かかってこいミドリ!」
「えっ、いやジムに挑戦してるのリリなんスけど」
「いいじゃん、ミドリ! せっかく博士にイーブイを貰ったんだから、一回ぐらいバトルしてみなよ!」
「……用事思い出したから帰りまーす、行こうイーブイ」
「ぶぅー」スタスタ
「待てーい、そこのぐうたらコンビ! それでもポケモントレーナーかっ!」
「ぶいーっ!」グイグイ
「えーくっそだる…どうしてこうなった…」
「ぶ…」グッタリ
「それじゃあ、挑戦者ミドリと、ジムトレーナーのノヤさんのバトル、はじめっ!」
「ぶーい!」
「よしっ、行くぜ! 出てこい、リオル!」ポンッ
「くわう!」
「
ちょっと待って、リオルってかくとうタイプのポケモンですよね!? ミドリのイーブイ、ノーマルタイプなんですけど!」
「安心しろ、オレのリオルにはかくとうタイプの技は覚えさせてないからな!」
「いや、でもはがねタイプのポケモンではないっスよね」
「進化すればはがねタイプがつくからセーフだ! それに某でんきタイプのジムリーダーだって、何故かみずタイプのオクタンを使ってたりしたから大丈夫だろ!」
「それでいいのかジムトレーナー」「ぶ…」
・ニシノヤ
カラスノジムのジムトレーナー。デデンネを使ってそうな、というかデデンネみたいな見た目に反して、ジムバッジを8つ集めたほどの実力者だぞ。
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