刑部、通院開始の巻
「刑部刑部刑部ー!」
「喧しいぞ丈花、ぬしは小蝿か?」
「誰が小蝿だ!それよりも吉報だよ!刑部を診察してくれる医者が見つかったの!」
「何だと!?それは本当か丈花!?」
「ほんとだよ三成!パトロンの篠田さんが保険証とかがなくてもこっちの3割負担で診察してくれる医者を紹介してくれたの!」
「・・・我の病は、治るのか?」
「治るよ、間違いなく!治療法はとっくの昔に見つかってるんだから!」
「刑部・・・!」
「・・・そうか、そうか・・・」
「・・・ただ、1つだけ心配なことがあって・・・」
「何だと!?何だそれは!」
「・・・その医者ってのがさ、なんていうか、その・・・とにかくインパクト強い奴なんだ・・・」
「んっふふふふ・・・。あぁ、その苦痛に歪む顔!堪りませんねぇ、ゾクゾクします!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「おや、もうこんな時間ですか。では、次のお薬の時間を楽しみにしててくださいね、とびきりのモノを用意してさしあげますよ。んふふふふ、あっはっはっはっは!」
「・・・丈花、あの白い長髪の見るからに変態そうな男は一体どこの妖怪だ」
「・・・えっと、彼は明智先生。・・・一応、医者・・・のはず・・・だけど・・・」
「これはこれはお待たせしました、東方さん」
(気付かれた!)
(気付かれたな)
「そちらが患者の大谷さんですね?事情は篠田さんから伺っています。私にできることがあるならばなんでも協力しますよ。・・・なんでも、ね・・・」ニタァ
「あははは、そうですかー・・・」
「では早速入院の準備を始めましょう!ちょうど個室が空いていますから、24時間大谷さんを私の掌の中に・・・ゲフンゲフン、目の届く所にいさせることができますよ!」
「すみません通院でお願いします!!割と本気で!!」
明智先生
現代世界で医者として働いている。あの明智光秀との関係は不明、もしかしたら別人かも・・・。ただ結構なマッドサイエンティスト。
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