血の禊ぎ(GR&赤影) 〔性・血〕
2014/05/12 13:55

GRのマスク・ザ・レッドと、赤影の赤影(赤垣)の話になります。
赤垣さんがショタ化してますので注意。

―――――――






ふゆの、まっくらやみ。

さむくはなかった。

ただただ、かなしかった。




――――――




三人の大男に、ぼくは押し倒され、着物を脱がされた。

小さな躯の上を、芋虫みたいな指が、蛞蝓みたいな舌が、這う。

「…っ。」
それはとてもきもちがわるかった。

「そうだ。そのままおとなしくしていれば、痛い目にはあわせない。」

でも、ぼくは抵抗しなかった。

「いい子だね。君は。さぁ、おじさん達を楽しませておくれよ。」


ううん…違う。


できなかったんだ。



―――


「…んっ…ん、ぁ…っ」
「いいっ…至極の甘露だ…っ」

何刻が経ったかしらない

「もっと、さあ、もっと出させてくれ」
「さぁ、ほら…」

ぼくは三人の精で、外も中もどろどろに犯されていた。

「かん、ろ…?」
「そう、極上の甘味だよ、君は。」
「ごく…じょう…」
「ああ、君を味わえるなら、死んでも構わない。それくらいに幸せだよ、私たちは。」
「本当だね。甘露の味を永遠にあじわいたい。」



『なら、望み通りにしてやる。』


声がした…そう思った刹那、三人は真っ赤な血を噴き出して死んだ。
目の前に現れたのは、レッドさんだった。



「…赤影。」
「はい…」
「楽しかったか?」
「…いいえ。」
「そうか。俺は見物人として、楽しませてもらったがな。」
「…。」


ぼくが抵抗できなかったのは、これが、レッドさんの命令だったからだ。

これが、“修業”だったからだ。

「…レッド、さん。…ぼくは、頑張りましたか……?」
「…。ああ、よく耐えたな。……褒美に…ああ、そうだ。」


レッドさんは三人の死体の血で手を濡らし、ぼくのあそこに指をいれた。長い指は奥を突いた。

「んぁっ…」
「禊ぎをしてやろう。好きだろう、赤影?」
「ぁ…あ、あ…」

ぼくは答える代わりに、レッドさんに抱き着いた。




血の禊ぎは気持ちがいい。
好き。

でも…ちがう。

いくら、されても

そこには、レッドさんのモノはないから…


ぼくは、いくらされても

しあわせなきもちにはなれない。

かなしみが、ふえるだけなんだ。




-終-



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