「お、すんげー懐かしーな、これ、」



私の部屋に入るなり、和成は机の上に飾ってあった写真を見た。
その写真には、小さい頃の和成と私が笑顔で写っている。

私と和成は小さい頃からの幼馴染。
家がとなりで、親も仲が良かったので、幼稚園、小学校、中学校、高校、と全て和成と一緒だ。

そして和成と私は付き合ってもいる。



「でしょ?この前見つけたの」

「この時って、お前と花畑にいったとき、、、っ///」



和成は何かを思い出したように顔を真っ赤にした。



「え、ど、どうしたの??」

「お、お前、覚えてねーの!??あの時俺とお前はき、きききききき、」

「き?黄瀬?」

「ちっがーう!!///」



私が首をかしげると真っ赤だった和成が急に近づいてきて、ちゅ、とそのまま触れるだけのキスをしてきた。

何が何だかわからない。
なんで、なんで急にっ///



「か、和成っ!???」

「名前、あの時キス、したじゃねーか」

「え、え、・・・あっ!!」

「やっと思い出したー」

「和成が「大きくなったら名前と結婚するー!!」ってプロポーズしてくれたときでしょう!」

「な、なんか今さら言われるとスッゲー恥ずかしい///」





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