薄桜鬼3




終わりは見えていた」の続き




命を今にも切れそうな細糸で繋いだまま七日の時が過ぎた。緩やかにしかし一刻一刻と死期が漂っているのは己自身が一番痛感していた。このまま事切れるのか、大したことも成さずまま黄泉の道にどうして行けようか。覚悟はとっくの昔に決まってた。武士道に反する。そんなの武士ではないし武士らしくもないと言われてしまうかもしれない。しかしこのまま何も成さず、死期を悟って死ねるほど私の肝は据わってない。どうせなら近藤さん…、土方さんのために。新選組の