BSAA研究員としての閑話1


バイオ/クレア・スティーブとワイワイおしゃべり(スティクレ風味)。
「レオン・クリスについて、どう思う?」

― ― ―

・レオンさんのことどう思います?
「レオン…さん… うう、うわぁぁ…」
「フィオ、どうしたの…?」
「…ああいう正統派なイケメンを見ると反射的に逃げたくなるんだよ…ね… は、恥ずかしいというか、なんだろ…なんで、だろ…」
「俺だって相当イケメンだろ!なっフィオ、俺!俺かっこいいだろ!?」
「スティーブは…そういう所があるから好きだよ…」
「好き? ま、マジで…?」
「スティーブ…」
「おっ、俺はクレアお嬢様一筋だからな!?」
「「分かってる」」
「えっ…?」
「レオンさん素敵だよね… 強いしフェミニストで、次元が違うってこういう人を指すんだね」
「でもそんな彼と、あなたと私とシェリーとでラクーンの悲劇を生き延びたのよ。レオンは一緒に戦った戦友じゃない」
「レオンさんは私なんか記憶にないよ… 役立たずの足手まといってことしか覚えてないんじゃないかな」
「あなたがいなければワクチンを作れなかったのよ。シェリーを救ったのはあなた。私たち4人は戦友であり、仲間なの。それを忘れないで…」
「クレア… 私たちは仲間だね…!」
「フィオ…!」
「クレア…!」
「……………俺、仲間はずれ?」


・クリスさんのことどう思います?
「フィオが兄さんのこと好きって言ったって、本当?」
「え、うん。多分言ったことある、かな」
「本人目の前にしてか?」
「うん」
「兄さんはどんな反応してたの?」
「『そうか、ありがとう』って頭をわしゃわしゃ撫でられた!」
「フィオ…嬉しそうだな。飼い主に褒められた犬みてーだ」
「えへへ… クリス隊長はムキムキでかっこよくて優しくて…こんな人と結婚したいと思うなぁ」
「フィオってそういうのがタイプなのか!?」
「な、なんですか…クレアならともかく、スティーブに“そういうの”扱いされるなんて…クリス“お義兄さん”に言い付けてやろうっと」
「わーーー!!!! 違っ!言葉のあや!!」
「でも、フィオが兄さんのことを好きっていうのは分かる気がするわ。フィオは小さいから、大きいものに憧れるのよね」
「え… そうなのかな」
「あとフィオって兄姉がいないでしょ。もしくは一人っ子」
「うん、一人っ子。なんで分かるの?」
「大きくて優しくて、兄さんもフィオのことなにかと構いたがるしフィオはそれに甘えるし、そしてその構い方が兄妹のそれなのよ。兄さんの妹本人が言うんだもの、兄姉に憧れてたんでしょ」
「わ、私…クリス隊長にそんなに甘えてるかな」
「ええ」
「へえ、フィオが甘えるねぇ…」
「な、何だよう…」
「今度兄さんも誘ってホームパーティでも開こうかしら。みんなで楽しく騒ぎましょう」
「わあ! クリス隊長…じゃない、クリスさんとパーティ出来るの!?すっごく楽しみ!! スティーブが悪口言ってたってクリスさんに暴露しようっと!」
「やめて!!ゴメンってば!!」


― ― ―
レオン=まばゆいイケメン
クリス=大好きなお兄さん

130112
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