スマふぉロイさまおめでとう!!!!2


「…今頃ロイはみんなに出迎えられてる頃かな」
「『行かなくていいのか?』」
「うーん………」
「『行きたいのだろう?』」
「うーんー………」
「『不安』」
「うん…?」
「『様々な不安が、行きたいという思いを妨げるのだな』」
「そう、かな。…そうかもね。その不安ってのが、自分の事なのにわからないのが…困っちゃうよね」
「『…恥ずかしい、と感じてしまう事による不安。再会の嬉しさに比例する不安。受け入れられないかもしれない、という不安。 …どれもが“もしも”の話で、それに悩まされているあなたは、これは失礼かもしれないが…自分は滑稽だと、そう感じる』」
「…結構ズバっと言ってくれるのね、ルカリオさんは」
「『今会わなくても同じ屋敷に居るのだからじきに会う。ただ、同じ会うにしてもベストタイミングなのは今日、そして今、ではないのだろうか』」
「…う〜〜〜ん………」
「『自分が彼を此処に呼んできてもいいが』」
「それはだめだよ。ロイ、あなたのこと知らないし」
「『それはそうだ』」
「………わかった。自分で行くから」
「『大丈夫か?』」
「泣いて帰ってきたら、背中さすってあげてちょうだい?」
「『ストレス発散用に甘いものも用意してやろう。チョコレート等な』」
「…ありがとう、ルカリーちゃん」
「『その呼び名はやめてくれ』」

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150621
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