母と息子の大好き比べ
「僕の方が好きだもん！」
「ぜぇーったいママの方が好き！」
風呂から上がれば、リビングで言い合いしているなまえと息子さん。
しかもなんの話をしているか全くわからない。
なまえと息子さんは同レベかよ。
「なんの話してんだよ」
見かねて話しかければ、なまえは拗ねた顔で勢いよく振り向いた。
「ねぇ！クロは私も息子さんどっちが好き！？」
「はぁ？」
なんだそれ。決めれねーよ。
「息子さんもクロのこと大好きっていうの。でも私の方がクロのこと好きだよね？」
「何言ってんだよ！僕とパパ仲良しだもん！」
「おい二人ともやめろ。こっちが恥ずかしいわ」
すると息子さんが、思いっきり抱きついてきたかと思うと、「ずるい！」となまえまで抱きついてきた。
「ちょっと！クロはママのだから！」
「僕のだもんーー！」
とりあえずこの馬鹿みたいに幸せな毎日が続けばいいな、と不覚にも思った俺だった。
母と息子の大好き比べ
(とりあえずなまえはぜってー後から襲う)
あとがき
二人目が産まれるのもすぐの話でしょうね、はい。
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