あ、俺の彼女なんで(笑)
「やっぱりなまえかなー。可愛いし性格もいいしなー」
「わかる。しかもマネージャーってとこが最高」
「俺も世話されてーよ」
彼女にするなら誰か、みたいな話だったと思う。
しばらくして出たなまえの名前。
絶対でるとは思ってた。
なまえモテるし。
そして男子共の視線はなまえへと向く。
……よく分かんないけどイラっとする。
「なまえー」
俺が名前を呼べば、女友達と話していたなまえはこちらを向いた。
「ん?なに?」
手招きをすると、少し首を傾げてこちらへと歩いてくる。
「国見ちゃん?どうしたの?」
不思議そうに笑うなまえは、やっぱり可愛い。
俺の前で止まったなまえの腕を引いて、バランスを崩してよろけたなまえを自分の膝へと座らせば、ざわつくクラス。
「ちょ、なに!?」
立ち上がろうとするなまえの腰に腕を回してがっちりガード。
「たまには彼女を愛でようと思いまして」
「っ時と場所考えて!!!」
顔を真っ赤にして暴れるなまえ。
さっきまでなまえがいいやらなんやら話していた男共は、俺たちが付き合っているのを知らなかったのか唖然としている。
まぁあんまり口外してないし。
「国見ちゃん!そろそろおろしてよ!」
「……んー、もうちょっと」
俺だけのものって見せつけるのは、
……なかなか良いもんだ。
あ、俺の彼女なんで(笑)
(「国見ちゃんほんとよく分かんない…」)
あとがき
ひさびさです。ひゃー。
ブランクありまくりなので、また勉強しつつ書いていきます…。
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