風間7話(女) 更に主人公に言い寄る風間 | ナノ
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女主人公・PS追加・ゲームオーバー無し
風間望7話
更に主人公に言い寄る風間


2、守ってくれるならいいわ』を選ぶと【END日野さんと帰る】

2、その怪しさが彼の魅力』を選ぶと【END早とちりな二人】

1、ここで別れる』を選ぶと【END家まで上がり込む】



……なんだか、嫌な話だったわ。
チカンだなんて。
確かに、今日は早く帰ったほうがいいのかもしれない。
風間さんがニコニコしていることが、なんだか気になるけど。

「……それでは、今日はこれで終わりにしたいと思います。
みなさん、どうもありがとうございました」
挨拶をすると、みんなは次々とうなずく。

「さ、恵美ちゃん、いこうか」

風間さんが、私の肩に腕をまわしてきた。


1、避ける
2、身をまかす
3、どういうつもりか聞く
4、互いに肩を組み、揺れながら歌う



『1、避ける』



「うぎゃっ!」
さっと避けると、風間さんはバランスを崩して倒れてしまった。

「痛た……恵美ちゃん、ひどいなあ」
「あっ、すみません。
だっていきなり肩なんて組むから」

「やだなあ、下心なんてないんだよ。これは、君を守るためさ。
なるべく近くにいたほうが、都合がいいだろう?」
風間さんは、そういいながらニヤニヤと笑った。



『2、身をまかす』



私は、彼に身をまかせた。
その広い胸に寄りかかる。
「恵美ちゃんはかわいいねえ。
僕が、ちゃんと守ってあげるからね。
ずっとこうして帰ろう。
近くにいたほうが、君を守りやすいから」
風間さんは、私をぎゅっと抱きしめた。

……ん?
ニヤニヤしてる。



『3、どういうつもりか聞く』



「あっ、あの、何ですか?」

「えっ? どうかしたのかい」
風間さんは、不思議そうな顔をした。
「だって……その手。
ど、どうして肩を組むんですか?」
「どうしてって。
決まってるじゃないか。
君を守るためさ。
なるべく近くにいたほうが、都合がいいからね」

風間さんは、ニヤニヤと笑っている。



『4、互いに肩を組み、揺れながら歌う』



「ララララ〜若人は歌う〜明日の愛のために〜」
私は、風間さんの肩に腕を回した。
こうして揺れながら歌うことが、今日のこの会の最後にふさわしい気がしたから……。

「恵美ちゃん、どうしたんだい?」
風間さんが、驚いたように私を見た。
「えっ、何か変でしたか?」
「……あのねえ。
僕が君の肩を抱いたのは、歌うためじゃないよ。
君を守るためなんだ。
夜道を帰るには、なるべく近くにいたほうが、都合がいいからね」

やだ、私ったら。
とんだ勘違いだわ。
そっか、私を守るため……
んっ?

風間さんは、私の肩に置いた手の力を強めた。
あ、ニヤニヤ笑ってる。


1、……怪しいわ

2、守ってくれるならいいわ
【END日野さんと帰る】


3、笑うとかわいいわ