黒子のバスケ(長) | ナノ




04:猫


体育館はかなりの大人数になった。
皆それぞれ再会を喜んだり談笑していると黒いスマホにメールが一斉に入る。

ポーン

<ログイン完了>
ステージ中央スクリーンに注目

誰もが手元のスマホを見てからステージに視線を向ける。
誰も操作していないのにスクリーンが自動で出てきて体育館の照明が落ちた。

「ログイン出来た子達おめでとう〜!」

軽いノリの声が聞こえたと思うとスクリーンには2匹のデフォルメされた可愛い猫が映る。

「僕は猫太郎」
「私は猫美」
「「よろしくね〜!!」」
陽気なBGMが軽く腹立つが2匹の猫は話を進めていく。

「選ばれし君達に命をかけた脱出ゲームをしてもらいまーす!」
「ルールは簡単、校舎で現れる敵を倒す!ミッションクリアする!謎を解く!以上!!」
「おぉ〜なんて簡単な説明なの!!」
「「それじゃ頑張ってね〜」」

体育館の照明が着いて異常が無いか見渡す。
特に異常はなさそうだが体育館の空気は重い。
そして私に向けられる視線もまた暗く重いものだった。

溜め息を軽く吐いて様子を見ていると各学校の代表らしき人達が中央のステージに歩いて行くのが見えた。

2020.6.15.

猫太郎君&猫美ちゃん登場。

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