「総司、ただいま」
「あ、土方さんおかえりなさーい……あれ、何ですか?そのやたらおっきい箱は」
「ん、あぁ……ほら、クリスマスプレゼントだ」
「えー!!ありがとうございます!」
「おう」
「ねっ、開けていいですか?」
「当たり前だろ」
…………
「…あの、土方さん」
「ん?何だ?」
「僕、何歳だか知ってます?」
「あぁ、18だろ」
「じゃあ、僕の性別は知ってます?」
「はぁ?お前俺を馬鹿にしてんのか?どっからどう見たって男だろ」
「なら何でプレゼントがテディベアなんですか?!?!しかも着せ替え付きの!!」
「ああ?…お前怒ってんのか?」
「子供だと思って馬鹿にしてるんですか!?しかも何でこんなにおっきいんですか!?何でこんなにふわふわしてて気持ちいいんですか!?!!ね、どうしてですか!?」
「お前そういうの好きそうだからな。夜抱き締めて寝りゃいいだろ」
「……………」
(………何で好きだって分かったんだろ)
「何だよ、嫌だったか?」
「悔しいけどどんぴしゃですよ!ありがとうございます!」
「おう」
「でもやっぱり夜抱き締めて寝るのは駄目だ」
「えー?何でですか?」
「俺がいるだろ」
「あぁそっか」
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