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二人は食堂で昼食をとっていた

「ハァ……」
「どーした?小松」
「あ、いえ…」

トリコから目を逸らして下を向く

「なまえのことか?」
「え!?どうしてそれを」

「なんとなくな。なまえが人嫌いってのがそんなに意外だったのか?」

食事の手は休めず小松に問いかける

「それもあるんですけど…」

少しの間言いにくそうにしていたが、意を決して口を開いた

「どうしてなまえさんが室長なのかな…と」

「…どういう意味だ?」
「なまえさんが嫌だとかそういうことでは断じてないですよ!!素晴らしい上司だと思いますし!!
ただその…僕今までなまえさんが慕われてる一番の要因が誰にでも平等に接してるからだと思っていたから戸惑ってるというか…」

小松の言葉にトリコは目を見開いた

「あり得ねえ」
「そうですよね、僕全然人を見る目が…「そっちじゃねぇよ」…?」

「なまえがお前にそう思わせる位早く自分の懐に入れたことさ」

「え?」

「さて、飯も食ったしそろそろ戻るか」
「え!?あ、ちょっとトリコさん!続きが気になるんですけど!!」
「そのうちわかるって」
「そのうちっていつですか!?」





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