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二人が会議室に戻ると、なまえが他の室長数人と話している。 なまえには友好的な雰囲気など欠片もないし一言も発していないが。 …「少数精鋭の第0研究室にあのような新人事務員を入れたところで変わらないでしょう?元々事務員が居なくても回っていたじゃないですか」 話しているのは小松のことのようだ。 トリコと小松がいることに気づいていないようで、男たちが口々に好き勝手言う。 「どうせ入れるなら期待の新人研究員にすればよかったのに。あの新人事務員、この前もまたミスをしていたではありませんか。間違った書類を渡されましたよ。何度目ですかね」 「伝達ミスも多いですね」 「午前中の会議の内容も全然理解していない様子でしたし」 「そうだ、ウチから優秀な事務員を何人か貸しましょうか。ウチの事務員は…『お言葉ですが』 それまで黙って聞いていたなまえが口を開いた。 →
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