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ー数日後ー
今日は各研究室の室長が集まって行われる定例会議

「ぼ、僕も行くんですかァ!?」
『これ、室長と副室長と事務室長が出る会議だから』
「ウチの事務員はお前だけだからな。ほら行くぞ」
「で、でも必要な物とか…」「準備は出来てるよ小松君」

ファイルを持ったココがいい笑顔で立っていた。





会議室にはすでにほとんどの人が揃っていた。

「おお来たか」
「マンサム所長!」
「えっ、ハンサム!?」
「『言ってない』」

三人の元にマンサムが寄ってきた。

「今回からは小僧も一緒か!」
『ウチの事務員は一人だからね。そろそろ時間じゃないの?』
「そうだな。そろそろ始めるか」

各室長が席に着き、その後ろに副室長と事務室長が座る。

所長が席に着いたところで会議が始まった。
進行は所長の助手の一人だ。いくつかの議題について話し合いが行われていくが、さっきからなまえは一言も喋らない。その上威圧感が半端ない。

「(あの…トリコさん)」
「(なんだ?内容わかんねえのか?)」
「(確かに内容も専門的でよくわかりませんけど、さっきからなまえさんが発言してないんですが、いいんですか?というか…)」

「それではあの…第0室長は…『特にありません(キッパリ)』
「そ、そうですか」

「(とりつく島もないというか…)」
「(アイツ人嫌いだからな)」
「(え?)」


「では昼休憩にしたいと思います」

小声で話しているうちに会議の前半が終わったようだ。





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