「うーん、何買おうかなぁ」
学校の自動販売機にて飲み物を買おうとしている私。
うーん…よし、普通にお茶にしよう!
そう決めてお金を入れようとした時…
「あ!」
お金を落としてしまった。
床に落ちたお金なら取れるけど…。 うわー自販機の下にも落ちちゃったよ。
取ろうとしても届かない。
するとどこからか小さな女の子が現れてお金を取ってくれたのだ。
「ありがとう!」
「#◎※*」
何て言ってるのか分からないし一瞬睨まれた気もするけど、 その後にはすぐお辞儀をしてくれた。
すごく良い子だなぁ…!
「あ!さっきの子!」
教室に戻り、掃除をしていると先ほどお金を拾ってくれた子が廊下にいたのだ。
「さっきはお金拾ってくれてありがとね!」
「えっ!杏も!?」
「てことは京子もこの子に助けてもらったの?」
「うん!昨日はありがとうございました」
そう言うとその子はさっきと同じようにペコリとお辞儀をすると、近くにいたツナを見てツナのところへと向かい何か合図をしていた。
「ツナの知り合い?」
「ツナくんって知り合い多いね!」
「前の牛の子といい沢田は変なガキ専門だな」
「変な言い方すんなよ!!」
花の言葉に即座に突っ込んだツナ。
どうやらこの子は人間爆弾と呼ばれる殺し屋のイーピンちゃんとと言う名前で恥ずかしがると額に爆弾のカウントダウンが始まるらしい。
…その後イーピンちゃんが爆発して大変だったんだって。
ーー次の日
「ふわー…みんなおはよう。あれっ?」
朝起きてリビングへ行くと昨日の子・イーピンちゃんが。
私に気付くと昨日のようにペコリとお辞儀をしてくれた。 どうやらイーピンちゃんは奈々さんの洗濯のお手伝いをしてくれたみたい。
イーピンちゃんすごく良い子だなぁ!
…ランボくんとは相性悪いみたいだけど。
「#◎&=%◆」
「お〜ば〜け〜だ〜ぞ〜っ」
イーピンはちゃんド近眼のため、ランボのくんことがブロッコリーのお化けと見えるらしい。 それにのっているランボくん。
そんな中、隼人と武、後からハルちゃんが家に訪ねて来たのだ。
武はツナと一緒に補習の宿題、隼人はその手伝い、 ハルちゃんは子供達の面倒のために来ていた。
「はひ!この作品、ランボちゃんが作ったんですか?」
「違うよ、隼人が作ったのをランボくんが踏んじゃったんだよ。…はははっ」
「おい、杏てめー笑うな!」
「落ち着けって、獄寺」
今回の補習は美術。 どうやら隼人は美術とは知らなかったみたいだ。
作っていたものもすごく面白くて…きっと美術が苦手なんだろうなぁ。
思い出すと笑いが止まんない。
「コラ新入り!!ランボさんを無視するなー!!」
「ちょ、ランボくん!」
すると相手にされてなかったランボくんがイーピンちゃんに攻撃をし出した。 だがもちろんイーピンちゃんの方が強いため、ランボくんは返り討ちにされてしまった。
「ランボさんはモジャモジャ頭のランボさんはお前みたいなヘンテコ頭に負けないもんね!!
お前なんかしっぽ頭ー!しっぽあたまああぁ!!」
泣きわめくランボくん。 …確かイーピンちゃんは恥ずかしがると爆弾のカウントダウンが始まる。
やばいんじゃない?これ…。
その予想は当たってしまい、イーピンちゃんは人間爆弾のカウントダウンが始まってしまった。
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