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▼猫、学校へ行く(2/6)

「それにしても、よりによって今日から発情が始まってしまうなんてねぇ」
「ふにっ…!んっ、んあっ!」

羽で乳首を弄びながら青年は呟く。

「ところでクロ、自分の名前はちゃんと覚えたかい?」
「ふぇ…っ? ぼくは、クロだよっ…?」
「じゃなくて名字。人間としての名前を考えてあげたでしょう」
「みょーじ…っ? んんっ…なんだっけ…?」
「天仕(あまつか)。天使に仕えると書いて天仕。君の名前は今日から天仕クロ。わかった?」
「ふ、にゃっ…!わっ、わかった…!」

「で、わたしのことは天使様じゃなくて羽使(はねつか)先生と呼ぶこと。そうしないと人間たちに変に思われてしまうんだからね。…こら、ちゃんと聞いてる?」
「んっ…!だって…!天使さまの羽がぁ…っ!」
「だーかーら、天使様じゃなくて羽使先生」
「ふにゃあぁっ!」

羽がクロの下半身の起立をくすぐる。そこはすっかり固く膨らみ、先端からは透明のしずくがしたたっていた。

「やっあ…!そこ、だめぇっ…!」
「でもここから欲を吐き出さないと発情はおさまらないんだよ」
「んにゃっ!あぁあっ!」

羽使はパッと羽を消して手で直接クロのモノを掴んだ。先走りを指に絡ませて亀頭を擦りながら緩く扱き始める。

「あっ うあぁっ!なに、これっ…変になっちゃうよぉ…っ!」
「ふふ、変になっちゃうくらい気持ちいい?」
「わかんにゃ…ッあ!ふにゃぁあっ!なんか、出そ…っあぁ!」
「ん。クロ、わたしを見て。イク顔を見せてごらん」
「い、く…っ? んんっ!ふあぁあッ!」

優しくクロの顎を掴んで自分の方へ顔を向けさせる。綺麗な瞳は涙を滲ませてますます艶やかしく輝いていた。
じっと見入りながら羽使はクロの性器を刺激する手を速めていく。

「やぁあっ!だめぇっ…!でるっ でちゃう…っあぁ!ふにゃああぁっ!!」

身体中の疼きが限界に達し、クロは熱い欲を解き放った。初めて味わう法悦は堪らなく気持ち良くてクロは全身を震わせて快楽に浸り尽くす。

「…美味し」

手に絡んだ白濁を舐めて羽使は満足そうに微笑む。

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