└にい


山は大分雪が積もってきた。
少女は木で出来たログハウスの窓から外を眺める。

「また何人かよくわかんない人が来るかな…」

少女は深いため息をはく。

何故か大雪になると来にくいのに山に登りに来る人が増える。

ガサガサガサ!!

近くで木々が擦れる音が聞こえた。

「!またか」

少女は家を出て音のする方へ向かった。

◇ ◇ ◇

「うわぁぁぁ!!!」

同時刻、依頼で雪山に入った銀時は何故か色々な罠に引っ掛かっていた。

地面が少し盛り上がっているところがあり踏んでみると落とし穴だったり、足を出した瞬間細い糸に引っ掛かって軽い爆竹にあったり。

「えっ何ここ、こんなデンジャラスな山ねぇだろ普通!!なにこれ、ドッキリとか!?銀さん体もうボロボロなんで………あ?」

右足を前に出した瞬間何かが足首に絡まり下を見ると…







「ん?」

少女が音がした方向に振り向くと大きな木の枝に銀髪の天然パーマの死んだ魚のような目をした男が所々雪が積もりながら吊られていた。