03:昼下がりの風景。■村塾・先生→銀→桂?



※松陽先生のキャラが崩壊しています。
※ギャグです。出来心的なギャグです。
※何度も云います、ギャグです。

※この時点で無理だと感じた人はターンしてね!











昼下がりの風景。






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ぽか、ぽか、ぽか、


昼飯を食べた直後の部屋。

優しい陽射しが窓から入り込んで、抵抗できるわけも無い睡魔がこっちにおいでと手招きしてくる。


ああ、眠い。


前では先生がいつも通り、優しい声で授業をしている。

その声も心地よくて、眠気がとうとう俺の腕を掴んで引きずり込もうとする。



これで寝るなって云う方が無理だ。



ぼーっとした頭で目線を前に移すと、


長い髪を後ろで高く結って教本を真剣に読んでいるヅラと、

教本なんかそっちのけで先生を見つめてるチビ助と、


対照的な二人が視界に入った。


ヅラはこの塾で一、二位を争う秀才。

チビ助はその次位。



俺は、剣が強ければそれでいいって感じだ。



ぽか、ぽか、



暖かい陽射し、

先生の優しい声、

昼下がりの、満腹感、



ああ、もう無理。

寝る。


いらっしゃい、と睡魔が俺を抱きかかえた。






うと、うと、


まだ意識があるような、ないような、不思議な感覚、


ゆらゆら、揺れる、意識、

ああ、眠る途中ってほんと、気持ちいい。


ぽか、ぽか、ぽか、


窓から差し込んでくる日差しはさながら毛布みたいなもんで、

自然の毛布に包まれるような、



すごい贅沢。

これは寝ないとむしろ罪だ。




「先生、銀時くんがまた寝てます、」



隣か、もしくは隣の隣の、

まぁこの際誰でもいいや、


呆れたような声で、先生に云った。



折角心地よく眠ろうと思ってたのに、一瞬意識が浮上する。

けれど睡魔も負けちゃいない。

一旦抱え込んだ獲物を離すまいと、俺の意識はどんどん深い所に引きずり込まれていく。




「またですか、しょうがないですね、」



くす、


先生の苦笑いする優しい声が聞こえた。けどそれもまた睡魔の栄養になる。

ああ、暖かくて、腹は満腹で、先生の優しい声が聞こえて、


くかー、



意識はもう海の底より深くなりそうだ。




おやすみなさい、



心の中で呟いた、瞬間、












しゅた、




びゅん、




どす、










ちり、と、髪の毛が数本散った。

どうやら睡魔は退散したらしい。


海の底より深い場所まで沈みかけていた俺の意識はあっという間に浮上する。




びぃぃぃん、




顔の横で、壁に突き刺さった筆が撓っていた。




「銀時、寝てはいけませんよ、」


にこり、笑って云う先生。

睡魔はこの笑顔に負けたんだろうか。



「…ふぁーぃ、」



くぁ、


欠伸をして手に持った刀に寄りかかる。
視線を感じて眼を向けると、


呆れてこっちを見ているヅラに、

先生のコントロールに感動しているチビ助に、


いつもの光景だと笑っている他の塾生と、この光景に未だ慣れていないのか、なんか顔を青くした他の塾生たちがこっちを見ていた。





いつも通り、先生の投げ方は鋭い。

毎回、一寸の狂いも無く同じ場所に筆が突き刺さる。



多分、明日か明後日には多分貫通する。



ああ、今日あたりこの穴、塞いどかないと駄目だ。



そんなことをぼんやり考えつつ、俺はまたこっちにおいでと手招きする睡魔と闘わなければならないのだ。

下手したら、今日中に穴が貫通してしまう。



そんな事を考えていたら、授業が終わった後に真面目なヅラが手伝ってくれるかな、とか考えて、


また睡魔に負けてもいいかもしれないと思った。







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先生だいすきー!(説得力ねーぞオイ
いやあの、史実の松陰先生がね、とても過激派の攘夷志士だったからつい、こ、こんな先生だったらいいな…!ってつい…!
すみませんでした(平謝り。
萩旅行中に思いついたネタです。ああ楽しかった!(…。

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