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コニーにメッセージを送ったらすぐに返信が来た。


”仕事で知り合った人にコニーおすすめのホットドッグ屋さんに連れて行ってもらったよ。ピクルスが美味しかった。公園も広くて気持ちいいね!”

『口に合ってよかった。ピクルスは店のオリジナルだそうですよ』

”SBの構造と位置関係を教えてもらったよ。面白い街だね。高台からの夜景がすごくきれいだっていうから仕事先の人に連れて行ってもらおうかな:)”

なんつって。バーナビーも仕事先のセンターの人も夜景はぜひ!っていってたから見に行きたいな。

『失礼ですがその人は信用できますか?夜景が見える場所はいくつかありますがどれもひとけのないところなので気をつけてください』

一昨日ブロンズで迷った話をしたから心配してくれてるのかな。

”すごく親切でいい人だから大丈夫だよー。心配ありがとう。”

頼むとしても教授…は忙しいし、センターの人は案内するよって言ってくれたけどさすがに頼めない。教えてくれたバーナビーと行くことなんてありえないよなあ。タクシーでお願いすればいい感じのスポットに連れて行ってくれるだろう。

”そうそう、先行発売のロボキット買った話もきいたの!組み込めるプログラムが当初の発表よりもずっと多いみたい。あんまり詳しくは聞いてないんだけど私も早く欲しいなー”

教授の研究室のスタッフが限定色を買った話をしてくれた。

『僕も買いましたよ。まだ箱をあけただけだけど』

”いいなー。イーストシルバーの電気街?の話もきいたよ。聞いてるだけでわくわくしちゃった。そんな楽しそうなところあるなら教えてよー:/”

『リンの街の方が立派なショップがたくさんあるので必要ないかと思ったから、ごめん。』

”いやいや、あやまらないで:) 規模は大きくないって聞いた。でも話が面白かったから行ってみる!なんかいろんな話で盛り上がって楽しかったー。他にも仕事終わりでよければバーも連れて行ってくれるって言ってもらった:D”

正確にはバーナビーは’案内したいんですけど約束出来ないから連絡してもいいですか’だったけど。リップサービスでも嬉しい。

『その人本当に信用出来る人なんですよね?』

それはバーナビーだよ、って言えないからなあ。そんなに心配される流れだったかな?

『気に触ったのなら謝ります。でもリンは危機感が少し足りないと思うんです。オフ会の時だって僕をホテルまで案内してくれましたけど、夜道を初対面の男と二人きりで歩くなんてよくないですよ。不埒な男だったらどうするんですか』

えー。あの時はそんな遅い時間でもなかったしコニーはそんな悪い人に思えなかったし…

”ちゃんと相手を見て判断してるよ。その人だって悪い人じゃないよ!”

コニーからの返信が止まった。
心配してくれたのに怒らせちゃったかな。
バーナビーとのランチが楽しかったのもあるけど、SBって面白いね、みんな親切に色々教えてくれたよ、って言いたかっただけなのにな。

しばらくして通知音が鳴った。

『ごめんなさい。リンをいやな気分にさせてしまいましたね。そもそも僕がちゃんと案内できていないのが問題だった。土曜日の午後は休み?時間が取れたので電気街もバーも夜景も行きましょう』

”土曜はオフだけど、コニー忙しいんじゃない?”

『大丈夫です。同僚の残業を手伝わなければいいだけですから:P』




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