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コニーにヒーローシステムについて質問のメールを送ったら程なく返事が来た。
ついでにBBJに会ったことも自慢してやろう。
”今日BBJを生で見ちゃった!!”
『そうですか。SBではヒーローに出会うことはそこまで珍しいことでもないよ。WTが壊した壁なんてそこら中にあるし。』
えー、なんかそっけない。つまんないの。やっぱりブルーローズファン?
シュウからはブルロのカードをお土産に頼まれている。
”コニーはヒーローに会ったことある?誰が一番好き?ブルロ?”
既読がついたのに返事はない。
アプリを開いたまま別のことでもしているんだろう。
私もシャワーに入ることにした。
バスから出ると端末の通知ランプが点滅していた。
コニーのメッセージより先にメールを開く。
バーナビーから、滞在期間とできればまた会って話を聞きたいという内容だった。
すぐに返信をする。
また会えるのかなー、仕事絡みでもなんかうきうきしちゃうな。
だってかっこいいし。こんな機会二度とないもんね。
次にコニーのメッセージを開く。
『ブルーローズは男性に人気があるよね。他のヒーローもみんなそれぞれ人気ですよ。』
ふーん。一般論か。SBに住んでるからって全員がヒーロー好きってことでもないか。
最後に『ところでリンは何の仕事に就いているんでしたっけ?差し支えなければ教えてください』と付け加えられている。
そういえばそんな話はしたことがなかったかもしれない。
ネットで知り合うと本名すら知らないままというのもよくあることで、私も元から友だちのシュウ以外は素性を知らない人がほとんどだ。
コニーはコンピュータやAIは趣味だなんていっていたっけ。(趣味というレベルには感じられないけど)
人に話しても支障のない範囲で答える。
流石に出張先やアポロンのラボに行ったなんて言えないけど。あー、でも言いたいくらい楽しかったな。ラボ。
今研究してることとか今日みた技術のこととかすっごくしゃべりたい。
守秘義務があることだから相手も内容も選ばなきゃいけないし、そもそもそんな内容で盛り上がれる人ってそうそういない。
『リンがこちらにいる間に時間を作るので飲みに行きましょう。』
と締めくくられたメールに、OK!と返信した。
コニーが何やってる人なのか聞くの忘れたけどまあいいや。
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