その後-3

目が覚めるとベッドに一人だった。
隣はもぬけの殻で、シャワーの音もしない。
でもちゃんと覚えてる。大丈夫。
昨日バーナビーは恥ずかしいほど愛の言葉を囁いて体中にキス…
見下ろすと胸元にいくつもの赤い痕が残っていた。
そして、首には私には少し長過ぎるペンダントがかかっている。
「今度ちゃんと用意しますから、それまではこれで。」
そう言って首に掛けてくれた。
もしかしてバーナビーって独占欲強いの?って聞いたら、
「飲み会のお誘いは代わりにレイジさんに断っておきましたから。」
ってにっこり笑って返された。
筒抜けでやだー。どうせ先輩はおもしろがってるだけだろうけど。
そして、
「僕は恋人以外の女性を家に入れたりしませんからね!そもそもうちに来た女性はヒーロー以外ではマナだけですっ!!」ってすっごく真剣な目で言ってた。
遊びなんじゃないかなんて疑ってごめんね。
ペンダントを弄びながら、つい顔が緩んでしまう。
明日SBに戻ったらデートの相談をしよう。


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