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rip,head,rip




!注意!


このお話には凌辱的な表現がございます。
ですので、以下に当てはまる方はご注意下さいませ!


*ケビン受けとか本気?

*オスケビ何それ美味しいの?

*凌辱とかマジ有り得ない!甘々が基本でしょ!!


↑のどれかに当てはまる方はこの存在自体をお忘れになって、バックお願い致します。
それ以外の「お前の書くモンだからどうせ温いんだろ?見てやるよ!」という心優しい戦士様はどうぞお進み下さいませー。















─…覚えているのは、冷たい床の感触とむせ返るような臭気。

手に食い込んだ縄の感触。

耳につく男達の笑い声。



──それが、夢なのか現実なのか。



それすらも曖昧なまま。







ドンと荒々しく下ろされた牢屋の床に身体を強く打ちつける。ここに来るまでに散々殴られた身体にその衝撃はきつく、殴られた節々がギシリと痛んだ。

─祖国の為に戦い、死ぬ覚悟はとうに出来ていたというのに。

命を落とすことが出来ず、生き延びてしまった我が身を悔しく思ったが、まだ命があるということは祖国の為に戦えるということだと己に強く言い聞かせた。

「生き残ったのはコイツだけか?」

「あぁ、そうらしい。後の残りは逃げおおせたらしいぞ」

頭上で交わされた会話に心の中でほっとため息を零す。どうやら将軍たちは捕まらずに済んだようだ。それが分かっただけでも希望が持てるというものだった。

「しかし、こんな人数だけじゃあ見張りのし甲斐もないな」

狭い牢屋を見回してそうのたまった兵士に、俺を連れてきた兵士がにやりと口元を歪ませた。

「じゃあ、尋問でもするか?ちょうど女もいることだしな」

そう言うと、ちらりと牢屋の端に視線を送る。その視線の先を辿ると、ぐったりと力なく座り込んだ少女の姿が見えた。簡素な服に身を包んでいるものの、手足にはあちこち戦った傷跡のようなものが残っていて。
騎士ではないものの、多分兵士として、戦場に出ていたところを捕まえられたのだということは容易に想像がついた。

「っは!そりゃいい考えだ。…なかなかの上玉みたいだしな」

座り込んだ少女を頭の先からつま先までねっとりと絡み付くような目つきで見た後に吐いたその台詞に、心の中で何かが弾けて。
気がつけば、少女の傍まで這いより少女を庇うように身体を起こしていた。

「何だぁ?死にぞこないの騎士様が」

「邪魔しようってのか?」

次々と口をそろえてこちらを睨む視線にひるむことなく、まっすぐに見つめ返す。縛られた腕ではどうしようもないのは分かっていたが、少しでも庇うように少女の前に立ちはだかって見せた。

「彼女は民兵だ!尋問したところで何も知らん!」

「知らねぇかどうかはお前が決めることじゃねぇ。分かったら、そこを退きやがれ!」

その言葉と同時に頬を思い切り殴られ、部屋に入ってきた時と同じように強かに地面に身体を打ちつける。
殴られた頬と打ちつけた身体が痛んだけれど、それよりも何も知らぬであろう少女に辛い尋問をしようとしていることが許せなくて、身体を無理矢理起こす。

「っ!彼女に尋問するなら、まず俺から尋問すればいいだろう!」

騎士である俺と民兵である少女なら、どちらに尋問すればいいかなど考えなくとも分かる話だ。何とか少女に向けられた視線と関心をこちらに向けようと必死な俺をあざ笑うように、俺を連れてきた兵士が下卑た笑いを浮かべた。

「はははっ!騎士様が尋問をお望みみたいだぜ?」

「どうすんだよ?」

「良いじゃねぇか。そんなにお望みなら、まずは騎士様から尋問させてもらおうぜ」

そう薄く笑いを浮かべたまま言うと俺の腕を掴み、出口へと連れて行かれる。
部屋を押し出される前にちらりと後ろを振り返ると、ぐったりとしていた少女とチラと目が合って。

まだ虚ろな瞳に安心させるように、小さく微笑んで見せた。





「ほらっ、さっさと入れ!」

「っ!」

ドンと背中を強く押され、連れてこられた先程よりも薄暗く重い闇が立ちこめる部屋の床に身体を打ちつける。
ズキンと鈍く全身が痛んだが、それよりもこれからなされるであろう尋問で、何をされるのだろうかという方に意識が向いて。
痛みよりも周りの状況を知ろうと、必死で辺りの様子を探る。
先程の部屋よりも少し狭いようで、当然のように窓はなく。灯りといえば、小さく灯った蝋燭一つのみだ。
入り口には三人ほどの兵士が値踏みするような目でこちらを見ていて。その視線に不快感が募っていく。

「じゃ、始めるか。何せ、騎士様直々にご希望されたことだしな」

「俺は何も吐きはせんぞ!」

仲間の情報で自分が知っていることなど些細なことだが、何をされてもそれを話すつもりはなかった。

祖国の為──共に戦った仲間を売るなど騎士のするべきことではないことくらい、ずっと身に染み込んでいる心構えだ。
凛としてそう言い放った俺を嘲笑うように兵士の一人が笑みを零し、唐突に頭を掴まれると口の中にその兵士自身を突っ込まれる。

「んぐっ!?」

「別に何も吐かなくてもいいぜ?俺らは「尋問」したいだけだからな」

いきなり口に突き入れられた予想もしない異物に、思わず吐き気がこみ上げてくる。
けれど、ぐっと強く髪を掴まれ頭を固定されていて、吐き出すことさえ出来ず。
喉に詰まりそうになりながらも、必死に顔を背けようとする。

「おいおい、ちゃんと咥えてろよ」

動かそうとした頭を他の兵士にも押さえつけられ、完全に固定される。屈辱と呼吸の苦しさからキッと睨みつけた俺を見て、突っ込んできた兵士がにぃと口の端を歪ませた。

「逆らう気か?…別に今すぐお前への「尋問」を止めて、あの女を尋問しても良いんだぜ?」

「──っ!」

それは困ると視線で訴えれば、ぐっと深く口内へ突き入れられて。耳元で低く低く命令が下される。

「分かったら、大人しく舐めろ。…逆らうんじゃねぇぞ」

「………」

下された一言に嫌悪感と怒りがこみ上げてきたけれど。脳裏に先程見た民兵の少女の姿が過ぎって。
─…民兵とはいえ、彼女は守るべき国民の一人であることに変わりはない。
彼女をこんな目に合わせる訳にはいかないと、静かに覚悟を決め。口内を犯したままだった異物にそっと舌を這わせる。

「ん…っ」

「おら、もっと上手くやってみせろよ!」

「─っ!」

ぐっと口内を押し入るように深く突き入れられ、嘔吐感がこみ上げる。けれど、頭を押さえられている所為で吐き出すことすら叶わなくて。
吐き出したい衝動に駆られながらも何とか舌を這わせていく。

おずおずと舐め始めた俺に気を良くしたのか、頭を押さえつけていた兵士の一人の手が離れる。僅かに緩んだ隙に顔を離そうとした俺の行動を防ぐように、今度は肛内へと指を突きいれられ、びくりと体が強張る。

「んんっ!?」

「暴れんじゃねぇ!女がどうなってもいいのか!?」

そう言われて抵抗しようとしていた体から僅かに力を抜く。
彼女をこんな目に合わせる訳にはいかないという想いだけが、狂いそうな嫌悪感から意識を正常に保ってくれていた。

「どうだ、いけそうか?」

「いや、無理だな。全然広がらねぇ」

「っん!」

慣らさずに突き入れられた異物感にじわりと痛みが滲んで。二本に指を増やされ何度も出し入れされる度に、鈍い痛みが広がって生理的な涙が滲んだ。

「しょうがねぇな」

その様子をじっと壁に寄り添って見ていた兵士が手にしていた酒瓶を投げて寄越すのが目の端に映って。
何をされるのかと構えていた俺に、無遠慮に酒瓶が肛内へと突き入れられる。

「っ!!」

突き入れられた異物感と下腹に広がる熱さに思わず身を硬くする。
アルコールの刺激が下腹をジンと熱くして。その刺激に何とか堪えていた涙がぽろぽろと零れた。

「これで少しはマシになんのか?」

「前の時は大分マシになったぜ」

「っ!ん、ふ…!」

口には口内いっぱいに咥えさせられたまま、何度も何度も酒瓶を挿し入れられて。
その度に下腹部に広がる熱さと痛みで頭の芯がだんだん痺れていくような感覚になる。
次第にぼんやりしていく頭で兵士達の言う通りに身体を動かされ、強張っていた体から段々と力が抜けていくのが分かった。

「そろそろ良いだろ」

「じゃ、俺からさせろよ。こっちじゃ全然イケねぇし」

そんな言葉をぼんやりと聞きながら、口内いっぱいに広がっていた異物感が急になくなる。異物感がなくなったことに僅かに安堵したのも束の間。肛内に差し入れられていた酒瓶が荒っぽく抜かれ、受け止め切れなかった酒が零れる水音が狭い牢屋に響き。それと同時に熱い熱の塊が肛内に挿し入れられて、ぼんやりとしていた意識が痛みで急激に鮮明になる。

「うあっ!」

「おぉ、入った入った」

「おい、さっさとやれよ?順番がつまってんだから」

その言葉に僅かに首を動かして声がした方を見れば、連れてこられた時の人数よりも多い視線がこちらに注がれていて。
その絡み付くようなねっとりとした視線に背筋が粟立つ。
そんな兵士達の視線を受けてか挿し込んでいた兵士が荒っぽく出し入れし始める。

「すぐ済ませるから、待ってろって!」

「っあ!」

吐き捨てるような言葉と共にぐっと勢いよく深く突き入れられて、息をするのも忘れる。ろくに慣らされてもいない肛内を、酒を潤滑油代わりにぐっと押し入れられる圧迫感にぎゅっと瞳を瞑って耐える。

何度も何度も差し入れられる度に痛みと、そして僅かな快楽に再び頭の芯がぼんやりと霞んでいく。

「あ、っ…は…!」

「っ、もうそろそろ…!」

荒い息遣いと共に尚一層深く、何度も何度も突き動かされて。
ぐちゅぐちゅと響く淫靡な水音が室内を満たしていくと共に、深い深い奥を目がけて熱いモノが吐き出されるのが分かって。

吐き出されると同時に肛内を散々に荒らしていったモノが挿し抜かれ、また別のモノが差し入れられる。

「おっと、まだ終わりじゃないぜ。俺も楽しませてくれよ」

なぁ騎士様、と嘲笑う声が遠く遠くに聞こえて。また肛内を荒らすように突き入れられ、ぐちゃぐちゃと鈍い水音が響くのを、何処か遠い遠い場所で聞いた気がして。


──…後はもう、闇の中。





「…ビン。ケビン」

「ん…?」

寝ていたところを不意に揺さぶられ、うっすらと目を開く。ぼんやりとした頭で周りを見渡せば、隣でこちらを気遣うようにオスカーがじっとこちらを見つめているのに気付いた。

「どうかしたか?」

「いや…。君が泣いていたから」

どうしたのかと思って、という言葉と共に瞼にそっと口付けられる。そのあたたかい感触とは別に、頬が冷たく濡れているのに気付いて、慌てて頬を拭う。

「何故涙など…」

「何か悪い夢でも見たかい?」

うなされていたからと続けられた一言に、ふっと先程の光景が蘇る。何人もの兵士に囲まれ、手を縛られ―口を肛内を、好き放題荒された感触は……本当に夢、だったんだろうか。

「…いや。あれは、夢だ」

「ケビン…?」

「……夢、なんだ」

自分に言い聞かせるように呟いて、オスカーの腕の中へと頭を沈める。あたたかな腕はすぐに俺の頭を撫でてくれて。
その優しい手の動きに、自然と強張ってしまっていた身体から力が抜けていくのが分かった。

「…こんなことを許すのは、お前だけだ」

「…うん。ありがとう」

次第にうとうととし始めた頭で、囁くように紡いだ言葉に優しい口付けが落ちてきて。それを額で受け止めて、静かに瞳を閉じる。



「…君は、汚れてなんかない。綺麗なままだよ、ケビン」


幼子に言い聞かせるような、そんな言葉を夢に落ちる寸前に聞いた気がして。
先程脳裏に過ぎったあの映像は、夢に違いないのに。

オスカーの言葉は、酷く俺の心を揺さぶって。

ぽろりと、涙が零れていくのが分かった。



──あれが夢であろうとなかろうと、この心は変わらない。

心ごと抱かれても良いと思ったのは、お前だけ。



─…お前だけなんだ、オスカー。




end.




すいません、石投げないで下さい、ホント色々すいません!!
注意書きしといてこの程度かよ!と思った方、ホントその通りですよねっ!←←
何か色々手持ちのパソゲー(NL18禁)とか参考にしてみたんですが、イマイチ参考にしきれませんでした。うおー…!もどかしいっ!!
一応、夢オチみたくしてみましたが、夢かどうだったかは皆様のご想像におまかせし(強制終了

こ、こんなんでよろしかったのか激しく疑問ですが…orz
8700hitにてキリリクして頂いた方に捧げさせて頂きます。あの、ホント苦情受け付けてますんで、何でも言って下さい…!