特等席青く突き抜けるような空が、優しく降り注がれる日射しがこんなにも愛しいのは、きっと貴方がいるから。 あたたかな陽気の中、降り注ぐ木漏れ日の眩しさに、閉じていた瞳を開く。 眠りから目覚めたばかりのぼんやりとした頭で辺りを見渡せば、見慣れた花畑と野原が広がっていて。 ──そこは、いつもボーレやお兄ちゃん、最近ではワユも使うようになった訓練場所だった。 何でここにいるんだっけ、と思考を巡らせようとしたところで、膝に掛かる重みとあたたかさに気付いて。視線を下へと移すと、そこには、すやすやと心地よさそうに眠る大好きな人がいた。 「ボーレ…」 まだぼんやりとした頭で名前を呼べば、ボーレは僅かに身じろぎして。 起こしたかな、なんて考えて慌てて口元を押さえて、息を潜めたわたしを知る由もなく。ボーレから聞こえてきた寝息に、ふっと笑みが零れた。 空を見上げれば、木漏れ日が優しく、あったかくて。 降り注ぐ優しい光に目を細めると、膝の上のぬくもりをそっと撫ぜて、再び訪れた睡魔にそのまま身を委ねた。 ぽかぽかお昼寝ってすごく好きです。膝枕しながら寝ちゃうとかすごく可愛いですよね♪ |