盲情
埃だらけの手で
大事に大事に握り締めてきた
時には涙を流して
時には放り投げたくなって
それでも
ずっとずっと
握り締めてきた
確かなカタチはないけれど
この掌に伝わってくる
確かな熱があるから
僕はぎゅっと
握り締めるんだ
確かなモノがそこにあるから
手放さずに握り締めて
カタチのないものは確かめにくいけど、きっと見えない分大事に思えたり、全然大事に出来なかったりするんでしょうね。
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