炎揺
まっしろな雪と冷たい風が舞う中で
小さな灯りを見つけたの
それはとてもあたたかそうな
けれど今にも消えてしまいそうな
小さな灯りを見つけたの
まっしろな雪と冷たい風に吹き付けられて
ゆらゆら揺れる
ゆらゆら揺れる
今にも消えてしまいそうな
その小さな灯りを守ってあげたいのに
わたしの指は
まっしろな雪と冷たい風に吹かれて
凍り付いて動かない
小さな灯りは
ゆらゆら揺れる
ゆらゆら揺れて
ゆれて、ゆれて
跡にはただ
まっしろな雪と冷たい風だけが舞う
命ってよく蝋燭の火に喩えられますよね。燃え尽きて消えてゆく物悲しさが似てるからでしょうか。 ちなみに、タイトルは造語なので深い意味はありません(笑)
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