君に捧げる僕の言葉君のために、遺せる言葉はなんだろう。 愛してる、と遺したら 君の淋しさも少しは癒えるだろうか。 今までありがとう、と遺したら 君の悲しみも少しは癒えるだろうか。 嗚呼、分かっているよ。 僕が生き続けることが、君を一番悲しませずに済むことくらい。 君と共に歩む未来は、きっと幸せなんだろうね。 やさしさで包まれた、あたたかな未来なんだろうね。 それでも、 僕は「現在」を受けとめられないのです。 君との未来を選ぶ強さがないのです。 嗚呼、嗚呼。 臆病な人、と笑ってくれて構わない。 可哀相な人、と憐れんでくれて構わないから。 どうか、君が 僕の為に泣くことがありませんように。 悲しむことがありませんように。 …この先の未来、誰より幸せでありますように。 誰よりも大事でした。 誰よりも愛していました。 さよ う な ら 言葉が遺されないことが一番残酷で一番辛いと思います。 恨み言でもどんな汚い言葉でも、遺していくことにきっと意味があるんだと思います。 |