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simple is the best!


::求めるのは絶対性


一人の男が13歳の頃捨てられた8歳の子供を拾ったファンタジーの国での話。

8歳の子が主人公だけど、だいたい年上の男の方が目線は多くする予定。

大きくなって物語が始まる。

死神界と魔界と人間界があって、主人公は死神界にいる。死神にはいろいろ隊があって、人間の魂を刈ったり、死神界に出る元人間の悪霊と戦ったりする。あまり、戦闘描写はない。



主人公は男に好意を抱いてるけど男も周囲も気付かないようにしている。男は主人公な事を何より大事な妹(弟)的存在と思っている。甘やかすが、家族での感情でしかない。



「×××さん、岳人くんにこれ渡してくれない?僕、会える機会ないから。弟なら渡してくれるよね?」
「×××ちゃん、俺も!」

「ごめんなさい、ちょっと荷物いっぱいで」

「じゃあ後で取りにきてよ」

「すいません、忙しいです」

何度断ったかわからない。それでも違う人から岳人にプレゼントを渡されるのが嫌だった。岳人に直接渡せばいらねぇよって言われるからだろうけれど。嬉しいけれど悲しかった。私は一番近い位置にいるけど一番遠い。だって、弟としてしか見られていないから。きゃーきゃー騒ぐ子は岳人は嫌いということを知っているけれど目の前の彼らに嫉妬した。

こんなにも私は醜い。





「×××、どうかしたか?」

ただいま、って言ってドアを開けるけれどいつものおかえりという元気な声がない。リビングを見ると×××がぼーっとテレビを見つめていて。俺はそんな彼に優しく声をかけた。

「なんでもないよ」

俺に今気付いた、と目を何度が瞬かせてへらりと笑った。何かを隠している時の笑いだった。俺は不安だったけれど、なんでもないというのならもうしばらく様子を見ることにする。万が一の事があったら直ぐ助けないと、そう思った。
彼は、俺が拾った捨て子なのだから。

彼は8歳の頃、親に捨てられたのだ。ここで待っててと母親に言われずっと待ち続けていた。2時間、3時間とずっと。近くで店をしていた住民達はそれに気が付くけれど手を差し出すことはしなかった。ここで、捨て子なんてよくある話で。いちいち、捨て子を拾う余裕なんて彼らにはなかった。俺は友達と遊んでいて、二時間前に彼を見つけたが放っておいた。また、2時間、3時間と時が過ぎてまた俺はその通りに行った。彼は泣かずにそのままじっと座ってまっているだけだった。もう、雨も降っている。なのに、彼は動かない。ひゅっと息を呑んだ。

どうしようもなく、助けたくなった。





「岳人、岳人」

震えるからだを抱き締める

「ごめんな」

気付いてやれなくて





――――――――――

こんな感じです。シリアス全開!報われるといいけれど誰落ちにするか悩み中
 

2015.01.12 (Mon) 14:50
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