*整体師銀時の話。
エロマッサージなるものを目指しました……。
オムニバス形式です。
やまなし、おちなし、いみなし。
整体師パロのエロに不快を感じるかたはお戻り下さい。
管理人、筋肉マッサージの勉強をしていたので、知識に基づいてのマッサージ方法を記載してはいますが、数年前の知識のため妥当な方法とはいえませんので、あしからず。




[当院は完全予約制になります
坂田整骨院 院長坂田]

整骨院のドアにある貼り紙を目にし、私はがっくりと肩を落とした。身体の節々が痛くメンテナンスをしようと、最近出来た整骨院でマッサージをして貰おうと思ったのに。
ーー帰ろう。
そう思った時だ。
ちりん、とベルが鳴り、銀髪の男の人
が姿を見せる。白衣を着ているので整体師だろうか。

「良かったら、治療受けますか?」

甘さを含んだ低い声。半袖の袖から覗く腕は太く、逞しい。緩められた形のよい唇。妙な色気を孕んでいて、どきりとした。

「え、でも予約制じゃ」
「今は患者さんもおられないので、特別です。折角、足を運んで頂いて何もせず帰らしてしまうのは申し訳ないですからね」

紅い瞳が弧を描く。

「あ……。それじゃあ……」

吸い寄せられるように、私は整骨院のなかへ足 を踏み入れた。



[坂田整骨院院は完全予約制です。
お客様のプライバシーを考慮し、完全個室制となっております。ご予約は此方まで。
TEL:0721−0721ー1010
保険適応外の特別治療コースがございます。
気になる方はスタッフまで。 ]


chapter 1:足の浮腫みを解消したい


足が浮腫みやすいと通っている整骨院の整体師、坂田先生に相談したら

「それなら、浮腫みをとって差し上げますよ」

と言われた。治療台の上に仰向けになると、坂田先生が覆い被さってきて足の付け根をぐっと圧される。

「此処にはね、鼠径リンパ節というリンパの出入口みたいなものがありましてね。リンパが詰まりやすいんですよ」

耳元に唇を寄せ、囁くように含う坂田先生の甘い吐
息がくすぐったい。更には絶妙な力加減で指圧され、下腹部が妙に疼いて、思わず声を漏らした。

「なぁに?やらし一声出して。マッサージだけで感じるなんて、ほんと淫乱な女」

お伽噺の猫のように、にんまり笑う坂田先生に、今夜も翻弄されるのだ。




chapter 2:腰痛を解消したい


長時間座って仕事をしていると、お尻と腰が痛くなると坂田先生に相談。

「前から言っているように、腰痛は臀部の筋肉の凝りからくることが多いんです」

カルテにボールペンを滑らせながら坂田先生は一言った。

「何時もは臀部の筋を解していますが、今日は少しストレッチをいれましょう」

俯せになってと言われたので、治療台の上に俯せになる。

「失礼しますよ」

坂田先生の太い腕が大腿の下に腕を差し込まれ、
ぐっと持ち上げられる。

「ヒップアップ効果もあるんです」

普通のストレッチが始まったので、内心少しだけがっかりしていると、太腿の下に差し込まれていたはずの手がスカートの下に忍び込み、太腿をさらりと撫で上げた。
ひゃあ!思わず口から漏れた声。

「治療にくる時は、ズボンでこいっつたろ?なぁに、俺を誘ってんの?」

坂田先生の手は太腿の裏を撫で、やがてお尻に辿り着く。

「おー、おー。やっぱケツがっちがちじゃねぇか」

下着の隙間から差し込まれてた手は、尻の肉を揉み、指は殿裂の中に入ってゆるゆると往復するのだ。

「先生ぇ、そこばっか、やだぁっ」

誰もいない整骨院内にはしたなく響く甘い啼き声。
既に濡れそぼつソコには決して触れはくれず、もどかしさに唇を噛む。

「おねだりの仕方、教えただろう?」

低く甘い声が耳に響く。有無を言わさない声音。此れには逆らえない。
坂田整骨院に通ってからというもの、日を追う毎に淫らな女になっていく自分が恥ずかしく、しかし、坂田先生の甘い誘惑には勝てず。今夜も彼に足を開くのだ。



chapter 3:肩凝りを解消したい

最近、どうにも肩が凝って仕方がないので坂田先生に相談。
「それはいけませんね」
今日の坂田先生はコンタクトを無くしたとかで珍しく眼鏡だった。随分と雰囲気が違って見えるので、妙に緊張してしまう。

「では、治療代の上に仰向けに寝て下さい」

坂田先生に言われるがまま、白いベッドの上に仰向けになった。

「肩の凝りなのに仰向けになるんですか?」
「肩の凝りの原因はなにも肩や肩甲骨周辺じゃありませんよ」

失礼、と一言断りを入れた坂田先生に両の手首を掴まれ、頭上へと持ち上げられる。
私の両手首を片手で易々と拘束してしまう坂田先生の大きな手に、少しどきりとした。

「脇の下には腋窩リンパ節というリンパの出入り口があるんです。そこを解してあげると、リンパの流れも良くなって肩凝りも解消されるでしょう」

ぐっと脇の下を圧された瞬間、脇の下に走る鈍痛。

「い、痛っ!」

あまりの痛さに思わず悲鳴をあげてしまった。

「痛いのはリンパが詰まっている証拠ですよ」
「で、でも……っ、これは、痛っ、い!」

痛みでじわりと滲む視界。
でも、坂田先生は私の悲鳴を無視して脇の下をぐりぐりと遠慮なく押し回すのだ。

「……いい顔をなされますね」

うっそりと笑った坂田先生の瞳が興奮の色に染まっていた。
そうだった。彼は自他共に認めるサディストで。こうやって私をいたぶるのを楽しんでいるのだろう。
坂田先生は私の耳許に唇を寄せ、吐息を吹き掛けるように囁いた。

「知っていますか?痛みを我慢する顔ってセックスをするときの顔に似ているんですよ。特に、貴女の苦悶に歪む顔は私のモノを欲しがっているときの顔に似ていらっしゃる……厭らしい女」
「ん、んん、あっ、」

甘さを含んだ低い声が、耳を舐めしゃぶる淫らな水音が私の頭のなかを犯かし、肌がざわつく感覚にたまらなくなって私は小さな喘ぎをあげた。
坂田先生の指が胸の膨らみのすぐそこまで迫り、触っているようで触ってはくれない、とてももどかしい触り方に、自然と揺れる腰。

「……さ、さか、た……せん、せ」
「……どうかされましたか?」
「そこ、ばっか……だめ……」
「ああ」

ノースリーブの脇の下から差し込まれた坂田先生の手。円を描くように胸を揉み、存在を主張するかのように尖り始めた乳首を爪の先で引っ掛かいて、親指と人差し指でくりくりと捏ね回される。

「乳首、立ってるけど?」
「あ、あっ……ち、ちがっ、んん、」
「ただのマッサージなのに、こんなに硬くして……こっちもぐっしょぐしょにしちまって。淫乱だな」
「あ、あぁ……っ!」

スカートの下に伸ばされた坂田先生の節くれだった指は下着をずらし、花びらを捲ってぬかるみへと辿り着くのだ。
蜜に濡れたそこは、坂田先生の指を待ちわびていたといわんばかりにひくついていて。
ぬめった蜜が股の筋を伝って臀部へと垂れる感覚に、羞恥し顔を赤らめた。
坂田先生の前では快楽に溺れた淫らな女になる自分にひどく興奮し、今夜も足を開いて坂田先生の硬く張りつめた昂りを受け入れるのだ。




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