「銀ちゃん、冷たくて気持ちいよ。銀ちゃんもどう?」

茹だるような暑い夏。
塾の縁側に座った千草は太陽のような笑顔を向けて言った。
千草は着物の裾を捲し上げ、冷水がたっぷりと入った桶に足を突っ込んでいる。日に焼けていない白い太腿。
汗ばんだ項に結った髪の後れ毛が張り付いていた。ぞくりと下半身が熱くなる。

「……い、いいよ。俺ぁ、アイス食って身体冷やすわ」

適当な事を言ってその場から逃げるように自室に戻った。
着物の裾を割り、褌を押し上げるまでに膨張した己の肉欲を取り出す。

「くぁ、っ……は……あ、千草っ」

先程の千草の姿を思い浮かべ、脳内で犯しながらゆるゆると上下にしごいた。
最近、千草が急に女らしくなった。
まな板だった胸がふくよかになった気がする。そう言えば、初潮を迎えたと女子達とこそこそ話していた。
千草が近くに寄る度、感じる雌の匂い。
千草のナカに己の肉欲をぶちこんでやりたい。

「……うっ……!」

そんな薄汚いことを思いながら白濁の液体を吐き出した。




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