掌編小説 | ナノ


▼第四十七夜 「一番風呂のシャワー」

これ、本っ当に短いんだけど、最近でいちばんぞっとした話。

ある女の子が、夕方にシャワーを浴びたんだって。
そして髪の汚れを洗い流してるときに気づいたの。

いつもなら、お湯が出るまで時間がかかるのに、今日は初めから暖かかった。
誰か先に入っていた?
ううん、その子はひとり暮らしだったのよ。

その子がそっとお風呂の鏡をのぞくと…。

――さすがに何も映ってなかったらしいけど、気味悪いわよね。

- 51 -

prev / next


back

[ back to top ]


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -