リア充爆発しろ
【ネットカフェ】
「こっこっは!ラブホじゃねーっつの!」
バイト上がりに裏口へ行って、叫ぶ私をハンジがまぁまぁ。と言ってなだめる。
ネットカフェに来てイチャイチャしだすカップルは少なくない。そしてその中には、激しいキスをしたり、あまつさえ服の中に手をいれたり…。
「健全で純粋な私になんてものを見せんだ!!隠せ!全力でこそこそとやれ!!もしくはホテルいけ!!!」
「まぁ安いもんねえ。意外と一色も彼氏なんか出来ちゃったらイチャイチャするかもしれないよ?」
ふふ。と笑うハンジの顔は気持ち悪いくらいに歪んでる。きっと気持ち悪い妄想をしているに違いない。私で変な妄想をするなんて許さない。
私はハンジのゴーグルを全力で引っ張り、そのまま手を離した。
あいた!なんて間抜けな声を出すハンジを放って帰る支度をする。
「まぁ元気だしなよ。一色。帰りに何かご飯でも奢ってあげる。」
にっこりと笑うハンジに、気持ち悪いと思ったことを、心の中で密かに謝罪した。ハンジさん大好き!
「ま、明日も頑張るか」
「うんうん、その意気だよ一色。まぁ私は明日はお休みなんだけどね!デートしてくるね!」
「もうハンジやだ。」